メール商人

メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(2)

2014-01-09 [記事URL]

前回はビジネス目的での「メルマガ」をテーマに、メルマガの目的とコンテンツをどのように使い分けたらいいのか・・をテーマにコメントしました。

商品特徴が違えば、必然的にメルマガ配信の目的も変わります。前回の講座では、商品特徴として’説明を要すソリューション商品’を中心に説明しました。

前回記事→ メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)

さて、今回は前回とりあげたソリューション商品に比べて説明の必要性が少ない、「いわゆる一般的な商品」を扱う場合のメルマガ配信の目的とコンテンツについて考えてみたいと思います。

■商品特性による分類

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商品特徴を分類分けするにあたって、ここではX軸に「説明が必要な商品か否か」 Y軸に「 少品種か多品種か 」で考えています。

【Bに分類される商品(説明不要で少品種) のメルマガ】

このカテゴリに属する商品は、それほど説明を必要としない一般的な商品で、品数をあえて絞った商品を扱っているケースを想定しています。

例えば洋服や靴のビッグサイズ(XL以上など)専門ショップや、手に入りにくい並行輸入商品を扱っているケースなどです。
これらの商品は一般的に’手に入りにくい’または’希少性’が高い商品です。

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こういう商品を扱ってい場合にメルマガで何を目的として書いたらいいか? という点を考えてみます。

これらの商品を扱っている場合、大切なのはそのショップの世界感やこだわりを伝えることです。

また、このカテゴリ商品のメルマガでは 「商品がここにあることを知ってもらう」 「このショップはどういう分野に強いのかを知ってもらう」ことも大きな目的になります。

「へー、こんなラージ専門靴ショップがあったのか、 便利!」 「デザインへのこだわりが強烈なノーブランド服ね・ どれどれ・・」 と知ってもらうことが大きな目的になるわけです。

ソリューション商品に比べて説明が少なくてすむ商品なので、比較的早い段階でメルマガでも販売はできます。

ただ商品陳列だけのいわゆるチラシ式メルマガだけでは読者は引いてしまいます。

折に触れ’どういう分野に強いのか’ ’どういう点にこだわっているのか’ などを知らせていく努力が必要です。

希少性の高い商品ですから’どういう分野に強いショップ’か ’こだわりの世界観’ が共感してもらえれば、必然的に販売に結びつきやすい商品と言えます。

また、販売者がその分野の専門家である点を認識してもらうことや、親しみ易さなどを演出することもポイントになります。 

【Dに分類される商品(説明不要で多品種) のメルマガ】

このカテゴリ分野は、雑貨や家電など一般的な商品で品揃え豊富な商品を扱っているケースです。

このカテゴリ商品のメルマガでは、基本的には「商品を購入してもらう」ことが大きな目的になります。

ただ品揃え豊富で、一般的に知られた商品を扱うメルマガでは、チラシ型のメルマガになり易いきらいがありますので注意が必要です。

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単なる商品の陳列型のメールだけでは読者は引いてしまいます。

この分野のメルマガでは、「一押し商品」を有効活用しましょう。

数ある商品の中から「一押し商品」をあえて絞り込んで、注意を喚起するわけです。(テレビショッピングでおなじみのジャパネットたかたさんの’今週の一押し商品’的な訴求ですね(^^;) )

「いま話題沸騰の○○が今年の最安値で提供を開始します・詳しくはこちら」という感じで、ホームベージに誘導をしてホームページでセールスしていきます。

このカテゴリでは商品がどんなものかは、お客さんも大体わかっていますので、メルマガには商品名やカンタンな説明を載せるだけで構いません。

むしろ強調すべきは、お客様の”お得感”です。

一押しの根拠として他店よりも価格が安いことや、送料無料などのお得情報を強調することにより訴求していきます。

安さの他にも、「売出し期限」を設定したり、「このメルマガ読者のみ、○名様まで!」などの限定感をアピールしたりして、なるべくいま購入するメリットを訴求していくことも効果的です。

つまり、お客様が「いま買う理由」を自分で納得できるようにしてあげるわけです。

もちろん「お得感・いま買う理由」を納得してもらうのに、キャンペーンやクリスマスなどの季節に絡めた販促イベントなどを仕掛け、メルマガに掲載していくことも効果的なのはいうまでもありません。

また、工夫点としては全てをメルマガで完結しようとせず、ホームベージとの連携をすることもポイントになります。

メールで注意喚起して、呼び込んだホームベージの中で、アップセルやクロスセルをして購入単価をあげていく工夫をしていくといいでしょう。

——-

商品カテゴリ別のメルマガの目的とコンテンツについて、2回に分けて取りあげましたが、イメージしいただけましたか?

どの分野についても共通して言えることは、メルマガをビジネスで書いていく以上、その目的とアウトプットをしっかり認識して取り組むことが必要です。

そしてそのアウトプットに対して、いわゆるPDCAをサイクルを回して常に改善に取り組んでいく姿勢が必要です。

そうすることにより、メルマガはあなたのビジネスを強力に後押ししてくれるメディアと成長していってくれると思います。

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう!

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)

2013-12-24 [記事URL]

前回はステップメールを使って見込み客や顧客をフォローする方法をとりあげましたが、参考にしていただけましたか?

前回記事 → ステップメールで効果をあげる ‘8つ’ のポイント

さて、前回のステップメールに続いて、今回はメール活用の主役ともいえる「メールマガジン」がテーマです。

ビジネス目的でメルマガ配信をするにあたってまず考えて欲しいのは、「メルマガ配信をすることにより、読者(見込み客や顧客)にどうなって欲しいのか?」という「目的」についてです。

というのもこの目的がクリアになっていないと、メルマガを書くことへの意欲も高まりませんし、取り組みも中途半端になってしまうきらいがあるからです。

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趣味でメルマガを書くのであれば話は別ですが、ビジネス目的で発行するのであれば、その目的とアウトプットをしっかりと定めておく必要があります。

というのもメルマガを書き続けるにはそれなりの時間とパワーが必要ですから、メルマガを配信することにより読者にどうなってほしいのか? をクリアにしておかないと長続きしないからです。

一般論としてメルマガを書く目的は、取り扱う商品の特性によって変わってきます。
商品特性を分類するにあたっては、次のような図で考えると判り易いと思います。

■商品特性による分類
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このような図は、商品ポジショニングを考える際によく使われます。

X軸、Y軸にどういう比較・検討要素を設定するかは、商品特徴をフォーカスするポイントにより変わってきます。ここでは、X軸に「説明が必要な商品か否か」 Y軸に「 少品種か多品種か 」で考えています。

X軸が左側の商品には、消費者に説明を要す度合いが高いものが分類され、右側にいくほど説明を要す度合いが低い一般的な商品が分類されます。

次に、Y軸では商品の品数で分類をしています。一般消費材のような多品目商品は下側に、オーダーメイドのような少数もの商品ほど上側に位置します。

このプロットではあまり神経質にならず、大まかに考えてもらって構いません。大まかに商品のプロットができたら、分類によりメルマガ配信の目的を考えてみましょう。

【Aに分類される商品(説明必要で少品種)のメルマガ 】

Aカテゴリに分類される商品特徴は、「説明が必要で少品種な商品」ですから、例えばコンサルテーションやコーチング、士業の方、またセミナー業や、情報商材販売などもA分類にはいります。

また家具や洋服のオーダーメイド商品など、こだわりの高額商品もこの分類にあてはまります。

これらの商品やサービスを扱っている場合、「読者のニーズや欲求と商品・サービスがどう関係するのか、どういうメリットをもたらしてくれるのか? 」の説明をして納得してもらう必要があります。

なので、A分類に属する商品の場合、「読者のニーズに対して商品・サービスがどのように貢献できるのか・を具体的にイメージしてもらえるようにする」 ことがメルマガ配信の大きな目的になります。

また、メルマガ発行者がこの分野のオーソリティであることを読者に認知してもらう、つまり「ブランディングする」ことも重要な目的になります。

必然的にA分類のメルマガのコンテンツは、その目的にそった内容で構成する必要があります。

ソリューション商品を扱う場合にメール配信で注意したいのは、説明が不充分な状態でセールスメールばかりすることです。

顧客がサービスや商品のメリットが認識できない段階でいくらセールスメールを配信しても効果が望めないばかりか、逆効果にすらなりかねません。

読者にとってメリットが理解できれば、競合が少ない商品だけに、値引きなどせずとも比較的スムースに購入ステップにいくことも可能になります。

【Cに分類される商品(説明必要で多品種)のメルマガ 】

Cカテゴリに分類される商品の特徴として、Aカテゴリと同じくそれなりの説明を要しAに比べ多品種な商品になります。また他の特徴として、一般的な消費材よりやや高価で、納得して頂ければリピート性が高いのも特徴です。

このC分類に属する商品例としては「高価格帯の化粧品やサプリメント、また高級食材」などがあります。

このCカテゴリの商品も「ニーズに対してどういうメリットを提供できるのか?」を読者に納得してもらうことがポイントになります。 また、あなたがその分野のスペシャリストであることを認知してもらうことも重要な目的になります。

必然的にメルマガのコンテンツは、専門家として読者にとってプラスになる情報提供をしつつ、商品PRをしていくことが必要です。

それと、それなりに競合商品が多い商品カテゴリですから、競合商品と比較して自社商品はどのような特徴があるのかを明確にしてあげることも大切です。

またこの分野の商品はリピート性の高いのも特徴になりますから、既存顧客に対してはリピート購入をして頂けるように、情報提供をしっかりとしていくことも必要になります。

C分類では、これらメール配信の目的をふまえて、メールコンテンツを考えていく必要があります。

こう書くと大変なようですが、商品のことはあなたが明確に把握しているわけですから、その特徴をふまえて書けばそれほど大変なことでもないように思います。

A・Cカテゴリ共に共通しているのはソリューション商品ですから、メルマガ発行者は専門家として読者を適切な場所に導いてあげるという認識をもって、メールコンテンツ制作に取り組んで頂けたらと思います。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

さて、少し長くなりましたので今回はこれくらいにして、残りのBとDカテゴリについては、次回にとりあげたいと思います。

また次回の講座でお会いしましょう!

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


ステップメールで見込み客をフォローする’8つ’のポイント

2013-11-22 [記事URL]

ステップメール前回までは「いかに見込み客リストを獲得するか」を中心にレポートしました。それを受けて今回は「見込み客のフォロー」がテーマです。

見込み客リストを集めたら、その人達をしっかりとフォローしていく必要があります。フォローにあたっては「見込み客像を大枠で捉えて、段階的にフォローしていく」必要があります。

見込客の特性を完結に言えば、「商材または関連分野に興味をもっているが、何らかのひっかかりがあって購入には踏み切れないでいる人」ということになります。

何らかの関心があるからこそ「特典(オフアー)に反応した」わけです。こういった状況の見込み客は、特に初めのうちは売り込まれることを好みません。段階的なアプローチが必要です。

ステップメールの活用

こういった見込み客をフォローするにあたっては、ステップメールが効率的です。

ステップメールというのは登録日を基点として「○日後」という形で配信する自動フォローメールのことです。

販売者であれば、顧客がどういう課題やニーズを持っているというのは想定できるでしょうから、それにそって段階的にフォローをしていきます。

次に、ステップメール活用のポイントを’8つ’にまとめたので、参考にして頂けたらと思います。

ステップメールで効果をあげる8つのポイント

1.それぞれのステップメールの目的を明らかにする。

そのステップメールは何のために送信するのかを、自らしっかりと把握して取り組む必要があります。(そこを意識していないと、儀礼的なステップメールになってしまうきらいあり) 各ステップメールは販売プロセス上の、どういう役割をもっているのかを明らかにして、メールコンテンツを考える必要があります。

2.ニーズにマッチした内容を段階的届ける。

これはあたり前のことですが、ステップメールの内容は登録者のニーズにマッチした内容にする必要があります。 (単なる「サンキューメール」にしない)

これを実現するための方法として、登録フォームをニーズ別に設置して、そのニーズを満たす・解決策を提示するコンテンツを段階的に届けるようにします。ゴールを目指して段差の低い階段をゆっくりと上ってもらうイメージです。

3. 一回目に配信するステップメールは細心の注意を払う。

一回目に配信するステップメールでは、受信者に対して、これから段階的に配信する内容の予告をします。メールを受信することにより、自分にとってどういうメリットがあるのかを具体的にイメージできれば、期待も高まり購読率もあがるというものです。

まだ知名度が低い段階では、配信者が何者なのか、少なくとも警戒感を取り除いてもらえるように、できる範囲で自己開示をすることも必要でしょう。

4.必要に応じて動画や添付ファイルを巧みに活用

内容によっては、テキストコンテンツだけでは伝えにくいこともあります。そういった時は、ステップメールにファイル添付してファイルコンテンツで説明したり、YouTubeなどに動画を予めアップしておいて、そちらにリンク誘導して動画で理解を深めてもらいます。

5.HTML形式のステップメールも検討してみる。

セミナー講師の印象やアパレル製品など、伝えたい内容によっては、テキスト形式より動画や画像で表現できるHTML形式のメールの方が効果的なことがあります。「百聞は一見に如かず」ですね・ こういった場合は、HTML形式でのステップメールも検討してみましょう。

6.オンライン メールセミナーも効果的

何かのノウハウを段階的に伝えたいというような時は、コンテンツを数回に分けてオンラインセミナー形式にして配信することも効果的です。前述したように、予めアップした動画とリンクさせれば効果的な動画セミナーを順次、開催する事もできます。

7.購入商品にマッチしたステップメールにしてフォロー

顧客にリピート購入してもらえるか否かは、マーケティング上、最も大切な施策の一つです。新規客ばかりを獲得しているビジネスモデルでは、いずれコスト倒れになるのは明らかです。

購入者には、儀礼的な「サンキューメール」だけでなく、商品の効果的な使い方を教えたり、買い替え頃に配信したりして、リピート購入を促進しましょう。

※メール商人では商品にマッチしたステップメールができるように独自カートを装備しています。この独自カートを使えば、商品毎に違った内容にして送信できます。

8.ステップメールも効果を把握してPDCA

すべての施策にいえることですが、効果をみて改善していく ( いわゆるPDCA )ことは必須の作業です。

この改善のためには、設定したメールの効果がわかっていないと手のうちようがありません。メール商人では、ステップメールにそえた添付ファイルがダウンロードされたのか、メール内のランディングページはクリックされたのか、などの効果測定機能が充実しています。

測定結果を活かして随時改善をしていって欲しいと思います。

それでは、今回はここまでとさせて頂きます。

★関連ページ ステップメールも好評 メール商人

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新教材/商品特長と顧客像をクリアにし販売プロセスを設計する秘訣

2013-10-22 [記事URL]

webマーケティングを実践する上で取り組むべき施策は山のようにあります。

SEO、PPC広告、アフィリエイトなどの集客施策からはじまり、メルマガ・ステップメールなどメール配信システを活用した顧客との関係性づくりや、ブログによるブランディング。

また最近はYouTube、USTREAMなどの動画マーケティングや、Twitter、facebookなどのソーシャルメディア、またスマートフォンなどのモバイルデバイス活用など・・

これらの施策はどれひとつとっても、それなりの労力とコストがかかります。

最近、これらの施策に取り組んではいるが、忙しくなるばかりで成果を実感できない、という声をお聞きすることが多くなりました。

皆さんはいかがでしょうか?
取り組んだ成果を実感できていますか?

もし労力をかけている割に成果を実感できていないようでしたら、原因はどこにあるのでしょうか?

いろいろと要因は考えられますが、大きな要因としては次の2つ考えられます。

1つは取扱商品の特徴と顧客像が明確になっていないで、結果として的外れな施策になっているケース。

そして、もう一つは販売プロセスがラインとしてつながっておらず、ぶつ切れ状態でプロセスを回してしまっているケース。

販売プロセスは工場の生産ラインと同じで、一定の歩留まりを前提にラインとして繋がっていないと、不良在庫の山を築くことになります。

また各プロセスをライン化する上で、Mailは重要な役割をもちますが、適切に配信できていないケースも要因として多いようです。

本教材では、最適な販売プロセスの設計法と、設計したプロセスを円滑に回す方法、またその際の配信システムの活用法を詳細にレポートしています。

本教材を活用して、ぜひ自社にとっての最適な販売プロセスを設計して実践して頂きたいと思います。

本教材の詳細はこちらからどうぞ!
プロセスに沿ったメール配信


安心の 「メール商人 乗換えキャンペーン」 開催中

2013-10-15 [記事URL]

メール配信システムの先駆けとして多くの利用者様からご支持をいただいてきたメール商人が、他システムから乗り換える際に便利でお得な「安心の乗り換えキャンペーン」を開催中です。

ご商売や事業でホームページ運営をされている方は、いずれかのメール配信システムを利用されていると思います。

それで、システム利用者に生の声を聞いてみると’操作が思うようにいかない’ ‘困ったときのサポートに不満’ などのストレスを抱えられているケースが意外と多いのも事実のようです。

ですが不満はあっても、一度システムを利用し始めると移行の面倒さなどから、なかなかシステム移行には踏み切れないものです。

そんな方のために、システム移行の不安なくご利用していただけるように本キャンペーンを企画しました。

キャンペーンを利用して乗り換えていただければ、初期設定費と利用料1ヶ月間を無料でご利用していただけます。

また、配信リストの一括アップロードやフォーム設定など、ご希望に応じて面倒なシステム移行の作業を全面的にバックアップいたします。

本キャンペーンを利用して、ストレスなくご利用ください。

「安心のメール商人乗り換えキャンペーン 」はこちら


入力フォームの最適化(EFO)に取り組む

2013-10-09 [記事URL]

これまでの講座で、見込み客リストの重要性とリストを獲得する方法を理解していただけたと思います。

記事 → 質の高い見込み客リストの獲得法

前回 書いたように見込み客リストを獲得するために、見込み客であれば思わず欲しがるようなオファーをホームページに掲載して、見込み客に登録を促します。

この際に見込み客に入力してもらうのが「入力フォーム」です。

この入力フォームは重要なわりに意外と軽視されているように感じます。
というのも入力途中で離脱されるているケースが思いのほか多いからです。

実際に入力フォームの離脱率を調べると70%以上というのはザラで90%というケースもそこそこあります。 幾つかの調査データをみると平均離脱率で70%を超える、という驚きの報告もあります。

見込み客がその気になって登録をしようとしても、入力フォームに問題があるばかりに入力途中で離脱されてしまう・・・というのは、いかにももったいない話です。

このフォームの問題というのは別にシステム的なことでなく、例えば「入力項目が必要以上に多い」「入力がなんとなく面倒そう」というような’ちょっとした’ことです。

この入力フォームの改善はwebマーケテイング全般に対して思いのほか効果があります。

というのもホームページへの集客人数を倍にするのと、入力フォームでの離脱率を半分にするのは結果として同じような効果をもたらすからです。

例えば入力フォームでの離脱率を80%→40%に半減できれば、同じ集客人数で倍の見込み客を集めることができます。

別の見方をすれば、入力フォームでの離脱を40%にできれば、以前の半分の集客数で同じコンバージョンを得られると考えられます。

集客のための広告費用が半減できると考えれば、その重要性を納得できると思います。

さて、入力フォームの離脱理由は「入力方法が面倒、入力項目が多すぎる、判りづらい」など様々です。

この入力フォームの改善にあたっては、まずは離脱の実態を効果測定して把握し、フォームの改善をしその効果をさらに測定して改善する、といういわゆるPDCAサイクルを回して最適化していくことが重要です。

この取組みをSEOになぞらえて、EFO(Entry Form Optimization エントリーフォーム最適化)といいます。

ちなみにメール商人の入力フォームにはこのEFOに簡単に取り組めるように、入力途中の離脱率の測定や、入力フォームの入力ナビゲーション機能を標準で装備しています。

入力フォームの改善はwebマーケティングに大きな成果をもたらします。
ぜひ、取り組んでいただきたいと思います。

それでは、今回はここまでとさせていただきます。


見込み客リストの獲得法

2013-08-21 [記事URL]

前回の講座にも書きましたが、ホームページで「質の高い見込み客を獲得する」ことは、重要なポイントです。

というのも、ウェブサイト訪問客のうち商品購入などのコンバージョン率は一般的なコモディティ商品でも1~2%程度しかありません。

特に商材が高額な啓蒙型の商品だったり、コンサルティング業や士業のような信用を要する業態の場合、コンバージョン率(以下CVR)が0.1%以下でも珍しい事ではありません。

集客コストの費用対効果を高めるには、今すぐ購入してくれるお客様だけでなく、「今すぐ購入しないが、将来購入してくれる可能性のある見込み客(以下:リード)を集める仕組みを作ること」は、必須の取り組みといえます。

見込客リスト(リード)を集める反応装置

まずホームページへの集客にあたっては、今すぐ商品購入してくれるお客様とあわせて、将来的に購入してくれる可能性のある「見込み客」を集める必要があります。(勘違い客を集めても意味がないので・)

そのためSEOやリスティング広告に取り組む際は「お客様ならどういうキーワードで探すのか、情報を必要としているのか?」という視点を忘れずに取り組む必要があります。

次に、ホームページには、見込み客が反応し易いオファーを目立つ位置に表示します。オファーは、見込み客であれば欲しがるであろう「商品に関連した特典提供や、商材に関連した役立つ情報の提供(メルマガ登録を含む)」などをさします。

例えば、化粧品やサプリの販売サイトであれば試供品の提供であったり、ソフトウェア販売サイトであれば「お試し」や「ノウハウレポートの提供」「登録者だけが見られる特別動画」などが考えられます。

ノウハウ系の商材や、詳しい情報が必要な場合は、ステップメールを活用して、何回かに分けたオンライン動画セミナーなどもいいでしょう。

訪問者は、購入による失敗を避けたいので、そのリスクを避けられる提案があれば反応してくれる確率は高まります。心理的なハードルを低くアクションできそうなオファーを提案することがポイントです。

魅力的な特典を無料で提供するかわりに、氏名やメールアドレスを残してもらうわけです。もちろん登録する入力フォームは、入力しやすいように工夫する必要がありますが、この点については次回の講座でとりあげようと思います。

なお連絡をとるにあたっての反応装置は、入力フォームに限らず、電話番号や可能であればチャットシステムなどいくつかあった方が便利です。最低でも、入力フォームと電話番号は目立つところに表示しておきましょう。

こうしたオファーを通じて獲得した見込客を、メールなどで継続的にフォローをしていくことで信頼関係を築いていき、将来、商品を購入して頂けるお客様に育てていくわけです。

こうした施策に取組むことでウェブサイト訪問者のうち購入者は「今すぐ購入する客 + 育てられた購入者」となり、集客コストの費用対効果が大きく改善することが期待できます。ぜひ取組んでみて下さい。

それでは、今回はここまでとさせていただきます。

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配信リストの価値を認識しよう

2013-07-04 [記事URL]

メール配信前の講座では、メール活用のポイントとして「ホームページを起点として、循環するマーケティングサイクルを意識し、そのプロセスに沿ってメール配信する」ことが大切と書きました。

前回講座/ 「マーケティングサイクル」を回すメールの役割

これからの講座では、メール活用のポイントとなる「プロセスに沿ったメール配信」をするために具体的にどうしていけばいいのか、という点について説明をしていきたいと思います。

今回は、マーケティングプロセスの第一ステップである「集客と見込み客の獲得」をテーマとしてとりあげます。本講座は「効果的なメール活用」が主テーマですから、SEOなど集客方法の詳細については割愛させていただきます。

ただ集客時に注意してほしいのは、商材に関心のない人(リスト)をいくら集めても意味がないという点です。(この点は説明するまでもないでしょう)  自社の商品を購入してくれる可能性のある、いわゆる”見込み客”を集められなけば意味がありません。

そのためにSEOやリスティング広告で集める際は、自社のお客様であれば、どういうキーワードで探すのか・というユーザー視点を忘れずに集客に取り組んでいただきたいと思います。

【 見込み客リストの重要性 】

自社にとってのお客様というのは、すぐに購入してくれる人だけではありません。それとあわせて、すぐに買ってはくれないが将来的に買ってくれる可能性のある”見込み客” もお客様予備群と定義できます。

ホームページ運営にあたって、このお客様予備群(=見込み客)をいかに効率的に多く集められるか、がとても大切なポイントになります。というのもホームページを訪問してすぐに商品を購入してくれるような人は、よくて1~3%程度です。

商材が説明型・啓蒙型の商品だったり、業態がコンサルティング業や士業の場合、コンバージョン率(以下CVR)が0.1%以下ということだって珍しいことではありません。

こういうCVRの低い商材をホームページで扱う場合、今すぐ購入には至らないが、将来購入したり利用してくれる可能性のある「見込み客リスト」をいかに多く集められるか、がとても重要になってきます。

この見込み客リスト(氏名やメールアドレス等)をどういう方法で集めるかという点については、次回の講座で詳しく説明します。今回はこの”リストの質”の重要性について、少し踏みこんで考えてみたいと思います。

メール配信の効果は次の略式で考えると判り易いでしょう。
配信効果 = 配信リスト数 × クリック率 × ランディングページのCVR

上の3つの因子の掛け算から効果は決まってきますから、それぞれの因子をいかに高くできるかがポイントになります。また配信効果が掛け算から算出されるところからもわかるように、2つの因子が仮に100%でも、残りの1つが0%だと、結果としては0ということになってしまう点に注意してください。

それでは、それぞれの因子をもう少しブレイクダウンして考えてみましょう。

<配信リスト数>
リスト数は多くあるに超したことはありませんが、ただ多くあればいいというものでもありません。 数とあわせて質がとても重要です。いかに濃いリストを集められるかがポイントになります。

<クリック率(レート)>
ここでのクリックレートとは、メール内に挿入されたランディングページのクリック率の事で、コンテンツの質によって決まります。 読者にとって関心の高いコンテンツを書くことがクリックレートを高めるポイントになります。

※クリックレートを分析するには、配信数に対する到達率や開封率、メール内に挿入されたランディングページのクリック数もあわせてみる必要があります。メール商人では、この効果測定機能が非常に充実しています。

<ランディングページのCVR>
このCVRはメールから誘導されたランディングページのコンバージョンレートのことです。この指数を高めるためにはランディングページの質を高めることはいうまでもないですが、 配信したコンテンツとランディングページの整合性が高い、という点も重要なポイントになります。

いくら質の高いコンテンツやランディングページを用意しても、メールとランディングページの整合性が乏しければ、高い効果をあげることはできません。

本講座では、上の3つの因子を高める方法についても徐々にふれていきたいと思います。

それでは、今回はここまでとさせていただきます。
次回は、”質の高い見込み客リスト”を集める方法について説明していきます。

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「マーケティングサイクル」を回すメールの役割

2013-06-14 [記事URL]

前回の講座に書いたように、メールをビジネスに上手に活用している企業は、様々な目的でメールを活用しています。

前回講座/ メール配信する意義

では、このようにいくつもの目的を実現するためには、実際にどのようにメール配信したらいいのでしょうか?  このコツはいくつか考えられますが、次のような点がポイントとしてあげられます。

【メール活用のポイント】

(1) 何のためにメール配信するのか、その目的を再認識してコンテンツを考える。

(2) ホームページを起点としたマーケティングプロセスをイメージし、そのプロセスの中でメールをどのように活用すれば効果的か考え、取り組む。

(3)ホームペーの他に、ブログ・SNS、またリアルな営業活動(電話・対面)などとの連携を心がける。

ここでのポイントは、自社の実状に沿ったプロセスを設計することです。自社の実状というのは、マンパワーやかけられる経費を実情に合わせてプロセス設計すると言うことです。

実際に、プロセスを設計してみると判りますが、設計したマーケテイングサイクルを回すにあたって、メールは少なからず重要な役割をはたします。


 具体的には、例えば資料請求者に対しては、フォローをする必要がありますが、マンパワーが足りないとフォロー電話をするのが時間的に難しくなってしまいます。
 
こういった時は、適切なタイミンクでステップメールをセットしておけば、フォローの労力がはぶけます。
 
同じように、商品購入者に対してはリピート促進のステップメールを送るなどして、お客様との関係性を深めるようにします。(下図参照)。
 
また、お誕生日や記念日に、特典付きのイベントメールを送るなどの購入喚起策も考えられます。
 
上に書いたような仕組みは、ステップメールやお誕生日メールなどを一度設定してしまえば、後は全ての登録者に対して同じようにアプローチできます から、非常に効率的です。
 
もちろん、設定したあとも、開封率やメール内のリンクページのクリック率などを把握して、送るタイミングやメールコンテンツを改善していくこともお忘れなく。
 
このようにシステム化できるところは極力システム化して、労少なくマーケティングサイクルを回すようにしていきましょう。
 
因みに、一般的には次のようなプロセスが想定されます。このプロセスのどのタイミングでどのような内容のメールを配信したら効果的か? ということを考えていきます。
 

上のプロセス図は、考え方を図で現したものですから、実際のプロセスはもっと自社の実態に即して細かくリアルなものをつくる必要があります。
 
取扱商品によっては電話フォローや対面営業、紙によるDM案内、またセミナーや商品説明会といったリアルなプロセスを組み入れる事も考えられます。
 
もちろんプロセスは、業態や取扱商品によって異なりますし、同じ商品を扱っていてもかけられる人的リソースなどによっても変わってきます。
 
例えば「資料請求者に電話フォローする」というプロセスを描いても、電話できるマンパワーがなければ「絵に描いた餅」となってしまいます。なので、自社の実態をふまえてプランニングする必要があります。
 
このプロセスを実際に設計してみると、上のサンプルプロセスのように必然的にメールを使う必要性を強く感じると思います。 自社のプロセスを回すにあたって、効果的にメールを活用していってください。


メール配信する意義

2013-06-06 [記事URL]

mail_icon_s今回は本論の第一回目ということもあり、メール配信する意義について考えてみたいと思います。
 
TwitterやFacebookをはじめとしたソーシャルメディアの発達した昨今でも、ネットで高い成果をあげている企業は、ほとんど例外なくメールを効果的に活用しています。
 
なぜ、今もwebマーケティングにおいて使用され続けるのかというと・・
 
それは数あるwebサービスの中でも「瞬時に多数の懐に飛び込んでいける唯一の媒体」という特性をもっているからです。
 
TwitterやfacebookといったSNSでも複数の対象者にアプローチできる機能があることはありますが、やはり数百とか数千、数万の数にアプローチをするには無理があります。
 
ですが、その特性があるがゆえに使い方を誤ると、問題になっているスパムを配信する会社として悪評すらたちかねません。
 
仮に配信者がスパムという認識をもっていなくても、読者にとって意に沿わない内容で配信し続ければ、スパムと判断されてしまいます。
 
逆に、読者が求める情報を適切に提供し続ければ、感謝される存在になり、ひいては発行者の熱烈なファンとなってくれます。
 
実際に、弊社のメール商人利用者でも、読者の求める質の高い情報を継続的に提供され、熱烈なファン層を形成するのに成功された例は多数あります。(このインパクトは説明するまでもないでしょう)
 
このようにメールは活用方法によって『 毒にも薬にもなる』という面があることを認識しておく必要があります。
 
「良薬は口に苦し」ともいいますが、どんな良薬も正しい使い方をする必要があるわけですね^^;
 
では、上手に有効活用している企業は、具体的にどのように活用しているのでしょうか。一般的に、ビジネス目的ではセールスメールを連想される方が多いと思います。
 
ですが実は成果をあげている企業は、セールス以外にも様々な目的をもってメール配信をされています。

【主なメール配信の目的】

(1) 資料や試供品などを請求した見込み客への適切なタイミングでのフォロー
(2) 見込み客への継続的な情報提供による関係維持(見込み客フォロー)
(3) 関連説明会・セミナーなどへのイベント誘致
(4) 適切なタイミンクでの販売(セールス)
(5) 既存顧客との関係強化 (ファン層の形成)

上のようにセールス以外にも、様々な目的でメール配信がされています。
当然その目的によって、配信する対象も変わりますし、届けるコンテンツの内容も変わってきます。
 
これらコンテンツを届ける際のコツなどは、本コラムで順次お届けしていきます。
それでは、本日はここまでとさせて頂きます。
 
筆:神田良治
ネットで成幸する秘訣を公開 メルマガ「ネットde成幸道場」


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