メール商人

ボトルネックを改善しよう!

2014-07-17 [記事URL]

メール配信以前の講座「販売プロセスにそったメール配信」の中で、『ビジネス用途でメール配信する場合、販売プロセスに沿ってメール配信することが重要』とコメントしました。

webマーケティングで高い成果をあげるためには、集客から販売までの「プロセス設計」をしておくことが必要です。今回は、そのプロセスにおいて最大のキーとなる「ボトルネック」について考えてみたいと思います。

■ボトルネックは必ず存在する?

ボトルネックといってもピンとこなかったり、メール配信と何か関係があるのか?といぶかしく感じられるかもしれません・・。ですがボトルネックは、マーケティング全体の成果に大きく影響を及ぼします。

日頃、このボトルネックを意識してマーケティングに取り組むのと、漠然と取り組んでいるのとでは、長期的に見れば大きな開きになります。

「ボトルネック」は言葉の通り、瓶のきゅっと締まった首の部分です。

p_botolneck.jpg瓶の中に入った水や砂などを外にだす場合「ボトルネックが全体の排出量を決定する」ということから命名された用語です。(ボトルネックが狭くなるほど排出量は少なくなる)

この点はとても重要なポイントで、いくら他のプロセスが順調でも「最も生産性の悪いプロセスが全体の成果を決める」ということです。(これを考えると’ゾッ’とします)

工場などでは上流工程の部材の投入量から、下流の完成品数量などをみて、歩留まりや工程上にボトルネックが存在しないかをチェックして、工程を改善していきます。

この概念を、ふだん皆さんが取り組んでいるwebマーケティングのプロセスにもあてはめて考えてみてほしいのです。

webマーケティングでは、一般的に次のようなプロセスを経るケースが多いと思います。

集客 → 見込み客獲得 → 見込み客フォロー → 販売 →新規購入(第一目標) → 顧客フォロー →リピート購入(第二目標) → 顧客紹介

マーケティングプロセス


仮に、集客は順調なのに、第一目標や第二目標に対する実績が計画を下回っている場合、どこかのプロセスにボトルネックが存在している可能性があります。

このボトルネックを認識するためには、感覚でなく数値による把握が必須です。

集客数の把握はもちろん、ホームページの回遊状況、見込み客の獲得数、フォローメールの反応率、セールスメールの反応率などをチェックして、どこがボトルネックになっているのかを各プロセス毎に把握する必要があります。

そして、ボトルネックをひとつゝつぶしていくわけです。(ボトルネックが複数存在するケースもあります)この調査・分析にあたっては、ある意味、工場長のような視点が必要となります。

因みにメール商人では、その工場長(webマスター)の少しでもヘルプになるように、効果測定機能を充実させてきました。

たとえば、

メール内に挿入されたランディングページのクリック率(数)の測定や、見込み客を獲得する入力フォームの入力途中の離脱率、またどこに設置した入力フォームが最も効果的に見込み客登録があるのか、など各種の関連数値を簡単に測定できます。

これらの測定数値を参考にボトルネックを改善していくことにより、成果が劇的に改善されることは結構あります。

というのも、ボトルネック以外の箇所はスムースに流れているわけですから、そのボトルネックが改善されれば、全体の成果が高まるのは必然ということになります。

これを機会に、皆さんも工場長になったつもりで各プロセスの数値を客観的に分析して、プロセスの改善に取り組んでいただきたいと思います。

今回は、メール配信というテーマから少し外れましたが、とても大切なポイントですので取りあげてみました。

なお、下の教材は販売プロセスを設計する上で参考になりますから、ぜひご活用ください。

関連教材/『販売プロセスを設計する秘訣』
kyozai2.png

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

★関連ページ メール配信の「効果測定とCRM」

執筆: 神田良治 メルマガ「ネットde成幸道場」


【機能アップ】 入力フォームのデザインバリエーションを拡充!

2014-07-01 [記事URL]

入力フォームのデザインバリエーションを『 PC用10パターン、スマホ用10パターン』とそれぞれ拡充しました。

これまでの入力フォームデザインは1パターンのみで、デザインを変更する場合、ユーザーがコード編集してホームページに設置する必要がありました。

image-form.jpg

今回の機能アップにより、10パターンのデザインから好みのフォームデザインを選んで、簡単に好みのフォームにカスタマイズすることが出来るようになりました。

また、近年急速に普及しているスマートフォン用の入力フォームも、10パターンのデザインバリエーションをご用意しました。

スマートフォンに入力フォームを設置したい場合は、スマホ用の入力フォームをご活用ください。

■専用サーバーを活用してランディングページ

入力フォーム

メール商人で生成する入力フォームは、自社の運営するホームページのみでなく、専用サーバー上に設置することもできます。

このサーバーでは、入力フォームとあわせてフリースペースも自由に作成できますので、入力フォーム付きのランディングページとして活用することができます。

ランディングページ用の入力フォームデザインもPC用、スマホ用それぞれ10パターンのデザインバリエーションをもたせています。

これにより、フォームデザインにマッチした、魅力的なランディングページを作成していただけます。

ますます便利になった「メール商人」をご活用下さい!
入力フォームの機能詳細はこちら


付加価値の高いメルマガを書くには?

2014-05-29 [記事URL]

メール配信先の「メール配信講座」で「読まれるビジネスメルマガの条件」というテーマをとりあげ、そのポイントの一つとして‘読者にとって付加価値の高いコンテンツを書く必要性’をコメントしました。

今日はこのあたりをもう少し踏み込んで考えてみたいと思います。

■読者にとっての付加価値とは?

ここで考えてほしいのは、「読者(見込み客・読者)にとっての付加価値とは何か?」という点です。 この点がクリアにならないと付加価値の高いメルマガにはならないと思うので・・

この「付加価値をつける」という表現も抽象的で、具体的にどんなことをつけ加えたらいいのでしょうか・・?

辞書的にいえば 「本来あるべき価値に、何か別の価値を与える」 ということになりますが、この説明でもよくわかりません・・・(^^;)

そこで少し卑近な例になりますが、例えば弊社のシステム「メール商人」を例に考えてみましょう。

メール配信システムですから、本来的な価値といえば配信するための機能やスペックということになります。

機能一覧はこちらになりますが、これらの機能やスペックをメルマガでいくら伝えられても、一般的にはピントこない、いかにもつまらない内容になりますよね・・

そこで「付加価値」の出番です。

例えば・・「○○さんがのぞむ成果をあげるためには、グループ作成機能で△△の条件にあうグループリストを作成して、□□なタイミングで配信をすれば高い成果をあげられます!」

というような読者が気がつかなかったような効果的な使い方を伝えることにより、メルマガの価値を見いだしてもらいます。

このような付加価値を提供するにあたっては、読者がどういう人か、つまり「どういう属性の人で、どういう価値観をもった人か」ということを把握しておく必要があります。

というのも読者がどういう人なのかわからなければ、望む成果や利用シーンが想像できないからです。(※読者をより深く知る方法は、少し長くなるので別の機会に取りあげようと思います。)

■商品を主語にせず顧客を主語にする

「そんなことは百も承知」といわれそうですが、意外と読者視点が抜け落ちた、独りよがりなメルマガになりがちなのも事実です。

ユーザー目線でみる事の大切さは昔からいわれていることですが、わかってはいても、意外と自分(自社)主体のメッセージになりがちなものです。(自戒を込めて・・)

メルマガを付加価値の高いものにするためにお勧めなのは、日頃の会話や思考を「商品を主語にせず、顧客を主語にする」くせをつけることです。

先の例でいえば、「メール商人は・・こんな事もあんな事もできる」と考えるのでなく、

「○○な課題をもつ読者は、○○な機能を使うことにより、こんなふうに課題解決できる」というような顧客を主体とした考え方をする、ということです。

その思考の延長上に、顧客にとって付加価値の高いメッセージが表出してくるのだと思います。

と、顧客主体の思考法といっても一朝一夕にはいかないでしょうから、日頃からこの点をできるだけ意識して取り組んでいって欲しいと思います。

そのような思考を日頃から心がけることにより、皆さんのメッセージも付加価値の高いものに徐々に変化していくものと思います。

—————-

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


メールで眠った名刺をゆり起こす

2014-04-25 [記事URL]

名刺前回の講座では、ビジネスにおけるメールレターへの取り組みというテーマでお届けしました。

前回記事→ メルマガvsメールレター


この記事を読まれた方から「その考え方はわかるが、事業を始めて間もないこともあり、メールレターを送る適当な相手がいない・・ どうしたらいいか?」というご相談を受けました。

このご相談者の悩みは理解できます・・

そこで今回は、この課題に対する一つの解決策として「過去に交換した名刺」」の活用をご提案したいと思います。

■メール配信で名刺を眠らせない

名刺交換したということは、その方と直接にお会いしたわけですから、単なるネットだけの繋がりに比べ濃い関係といえます。

以前の営業マンであれば、名刺交換した相手との関係を維持するため、はがきや手紙などをせっせとだしていたものです。

ですが、昨今は手紙やはがきに換わってメールがその役割を担うようになりました。

メールの普及した現在は、名刺交換した相手との関係性を継続し深めるにあたって、メール配信を活用しない手はありません。

たまに、名刺交換した人にmailを一斉送信するのは「特定電子メール保護法」に抵触しませんか?と聞かれることがありますが、これは問題ありません。

というのも名刺交換をした段階で、mailのやり取りが発生する可能性があることが認識されていると解釈され、「オプトイン規制の例外として同意を得なくても特定電子メールの送信が可能な場合」として認められています。

とはいえ、相手への礼として名刺交換した人にもmailを送る旨をコメントする配慮や、オプトアウト(配信解除)ができるようにしておくことは必要です。

■ 名刺リストはグループ化しておくと便利

名刺交換した人のリストは、「名刺交換リスト」というようなグループ名で、グループ設定しておくといいでしょう。そして名刺交換した人がふえる都度、そのグループに追加登録していきます。

※ちなみにメール商人ではリストを自由にグループ化することができます。

そして、このグループとは関係を継続をしていきたいわけですから「セミナーやキャンペーン、新商品リリース・・」といった、お役立ち情報を随時に提供をしていきます。

またリスト登録時に、ステップメールを設定して、今後配信するニュースレターの主旨と、オプトアウト(配信解除)の方法等についてもお知らせしておくと、心遣いが伝わっていいと思います。

■名刺枚数が多いときは名刺登録オプションを活用

もし過去に交換した名刺枚数が多くて、名刺登録が面倒な場合は、名刺登録オプションをおすすめします。

このオプションは、名刺をお預かりして、氏名、メールアドレスなどメール配信に必要なご希望のデータを、ご利用アカウントに一括アップロードするものです。

詳しくは「名刺登録オプション」をご参照ください。

■ メールで名刺交換した人との関係性を深める

商売をする上での最大の資産は、現金や建物などではなく「見込み客・お客様リスト」だと言われます。

というのも「見込み客・お客様」がいなければ、商売が成り立たないわけですから当然のことともいえます。

この良質な見込み客・お客様リスト候補として「名刺」を見直して、mailで関係を深めていきませんか?

—————

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


【新オプション】 名刺登録・一括アップロードOPを開始

2014-04-01 [記事URL]

メール配信リストに悩むお客様へのオプションサービスとして『名刺登録・一括アップロード代行』を4月1日よりサービス開始します。

メール配信システムを利用する際に、最初に課題となるのは、送信する相手(読者)をどうするか?という事ではないでしょうか。

というのは、メルマガ等の読者は急激には増えないからです。

そこでこの課題に対する有効な解決策として、皆さんがいま保有されている「名刺」を有効活用されてはいかがでしょうか?

弊社ではユーザー様に限定して、名刺をお預かりし、氏名、アドレスなど配信に必要なご希望のデータをお客様アカウントに一括アップロードするオプションサービスを、破格値でご提供をしています。

具体的には’氏・名・アドレス’ の最低3項目であれば、1枚11円~でお受けします。

ぜひ、本オプションを活用してシステムをソフトテイクオフしてください。

本オプションの詳細はこちらをご参照ください。


メルマガ vs メールレター

2014-03-26 [記事URL]

メール配信前回は「読まれるビジネスメルマガ」というテーマでお届けし、購読率をあげるポイントについて考えてみました。

前回記事→ 読まれるビジネスメルマガの条件

今回は少し発想を変えて配信する読者を、任意の条件で絞ることにより精読率をあげる試みについて考えてみます。

■メルマガとメールレターの違い

一般的に、メルマガはその呼称「メールマガジン」の示す通りメールを使ったマガジン(雑誌)と考えられます。

マガジン(雑誌)ですから、必然的に多数の読者を前提とした最大公約数的なコンテンツになります。

一般論として、雑誌は読む人もいれば読まない人もいます。(あたり前ですが・・)
読者の気分としては読者登録したとはいえ、まだ「他人事」という気分が強いでしょう。実際、雑誌でも買ったきりの’積ん読本’が結構ある(^^;)

これに対して、自分だけに届く手紙であれば、どうでしょうか?

一般的にいえば、自分に手紙が届けば文章のうまい下手に関係なく読むのではないでしょうか? (販売目的のDMや一部の例外を除いて) これは私信のレターであれば「自分事」としてとらえるからです。

この発想を応用して、送る内容によっては、雑誌(マガジン)でなく手紙(メールレター)と再定義して配信してみてはどうでしょうか?

■メルマガとメールレターの使い分けは?

こう書くと、再定義するのはいいが「メールレターは具体的にどういう時に、どのように配信すればいいのか? 」と疑問をもたれる方も多いと思います。

この疑問に対しては、無責任なようですが一概には答えられません。というのもメルマガのコンテンツや発行頻度などによって、その答えは違ったものになるからです。

もし普段は多数の読者に対して頻繁に、最大公約数的な’ゆる~い’コンテンツを掲載しているのであれば、通常はメルマガとして配信しておきます。

そして、これは是非読んで欲しい、という重要なコンテンツがある時はリスト条件を指定してメールレターとして配信する、というような事が考えられます。(ある程度のリスト母数があることが前提になります)

例えば「女性向けの管理職セミナーを大阪で開催」するのであれば、まずリストは「関西地区にお住まいの・女性で・管理職」の3つの条件で抽出(※1)します。

そしてそのリストに対して「セミナー開催の主旨や特別価格など」VIP情報を一般読者に先行して届ける、というようなことが考えられます。

この時は、あえて通常メルマガのテンプレートを使わず、私信っぽい体裁にして送るのもいいかもしれません。

また、ひごろ配信の頻度が少なく、メルマガコンテンツの中身が濃いのであれば、普段から「メールレター」スタイルで配信してもいいかもしれません。

(※1)抽出条件を絞り込んで配信するスタイルをターゲティングメール、またはセグメントメールともいいますが、メール商人では任意に条件を指定してリスト抽出する事ができます。

■メールレターはパーソナライズ化する

こういったレターを配信するにあたっては、不自然にならない程度にパーソナライズ化することをおすすめします。

パーソナライズ化とは、例えば、「今日は○○県にお住まいの△△さんに特別にお知らせしたいことがあり・・」というような個別情報をコンテンツ内に挿入することです。

このようにパーソナライズ化をすることにより親近感がより高まります (ただしパーソナライズ化のしすぎは不自然なので逆効果)

※メール商人ではパーソナライズ化も簡単にできます。

イメージとして、メールレターがセールス目的であれば「デパートからたまに届く筆書きの重厚なレター」を思い浮かべて取り組むといいと思います。また、特定な人にぜひお知らせしたい情報であれば「友達に書く私信の手紙」をイメージするといいいでしょう。

このあたりの使い分けは、いくつかのスタイルを試しながら、自分なりに感触を掴んでいって欲しいと思います。

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

メルマガ「ネットde成幸道場」


読まれるビジネスメルマガの条件

2014-03-04 [記事URL]

3911011_S-thumb-130x130-321前2回にわたり「商品特性別のメール配信の目的とコンテンツ」をテーマにコメントしました。

ビジネス用途で取り組むメルマガでは、商品特性によりその目的もだいぶ変わります。

そもそも「何のためにメルマガを配信しているのか?」をしっかり抑えておかないと、途中から「メルマガ配信のためのメルマガ」というような本末転倒なことになりかねません。

せっかく時間をかけて取り組むわけですから、目的をしっかりおさえた上で取り組んでいただきたいと思います。

関連記事↓
メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)
メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(2)

さて今回は、メルマガに取り組むにあたって、どうすれば「読まれるビジネスメルマガになるのか?」という点を考えてみたいと思います。

というのも、いくら目的をふまえて取り組んでも、そのメルマガを読んでもらえないことには、目的を達成することはできないからです。(あたり前ですが・・)

それで「読まれるビジネスメルマガとは?」を考えるにあたっては、逆説的なアプローチになりますが「読まれないビジネスメルマガとは?」を考えてみるといいように思います。(その逆をやればいいので・)

そこで読まれないビジネスメルマガの条件をピックアップしてみると・
(1)許諾を得ていないスパムメール
(2内容の乏しいセールス中心のメルマガ
(3)信頼性の乏しいメルマガ
(4)デザイン性に欠け、文章も読みにくいメルマガ

このあたりが読まれないメルマガの代表的なものでしょうか。
(自省することしきりです(>_<) )

■読まれるビジネスメルマガの条件

前述したものが読まれないメルマガの条件であれば、これと逆のメルマガにすれば読まれるメルマガの条件を備えることになります。(以下に矢印(→)で反対条件を記述)

(1)許諾を得ていないスパムメール → 許諾の得られたメルマガ

当然ですが、メール配信にあたっては読者から許諾を得てから配信しましょう。

許諾を得るにあたっては(登録時においては)、そのメルマガの内容や発行周期などをしっかり書いて、読者との認識のずれをなくすようにすることが大切です。

また、簡単にオプトアウト(配信解除)できるようにしておくこともポイントです。

因みにメール商人では、簡単にオプトアウトできるよう配信解除フォームや、1クリックするだけの解除機能をつけています。

(2)内容の乏しいセールス中心のメルマガ → 付加価値の高いメルマガ

‘売り’ばかりの内容にせず、書き手の独自視点や、読者に役立つ情報を要所に盛り込んだ付加価値の高いメルマガにしましょう!

例えば新商品の告知をするのであれば機能の羅列ばかりでなく、プロとしてのアドバイスや留意点などを率直に書くことにより信頼感も増します。時には販売する商品にとって不利益な情報も含めて書く姿勢を持つことも必要です。

読者の求める情報になっているかは、メール内のランディングページのクリック率など各種測定データを参考に、都度改善をしていただければと思います。(メール商人では、メールの測定機能を充実させています)

(3)信頼性の乏しいメルマガ → 信頼性の高いメルマガ

信頼を得るためには、どの会社が発行しているかという点も重要ですが、それ以上に「どういう人物が書いているか?」という点は信頼を得る上で重要です。

特に大手企業でない会社が発行している場合は、このポイントが高いと思います。その意味で発行者の個人ブランドの確立という視点も必要でしょう。

個人ブランドと言ってもあまり大袈裟に考えず、許される範囲で自己開示をして、読者に安心・親近感を持ってもらうことを心がけていきましょう。

(4)デザイン性に欠け読みにくい→ デザイン性が高く読みやすいメルマガ

どんなに書かれた内容が優れていても、デザイン的に素人っぽいと読者は読む前に引いてしまいます。

そのため一度デザイナーやその分野のプロに相談してテンプレートを作ってもらうことをおすすめします。(メール商人ではヘッダーやフッターを簡単にテンプレート化できますし、目的に応じたHTMLメールテンプレートを豊富にご用意しています)

またどんなにデザインがよくても内容が稚拙だったり、読みにくいとやはり読者離れをおこしてしまいます。

内容についてはその商品を扱っているわけですから、それなりの付加価値をつけて書くことは可能と思います。

あと書き方ですが、ライティングが苦手な人はある程度の経験が必要と思います。ライティングスキルはメルマガに限らずWebマーケティングにおける必須スキルの一つです。

「習うより慣れよ」ではないですが、何回か取り組む過程で自分流のスタイルを確立していって欲しいと思います。(いずれ本講座でもライティングをテーマに取りあげようと思います)

—————-

以上が、読まれるメルマガの条件ということになります。

これ以外にも’件名’の付け方とか、細かいポイントはいくつかありますが、大枠の抑えどころとしては上のポイントを意識して取り組んでいただきたいと思います。

「言うは易く行なうは難し」ではないですが、すぐ簡単に理想のメルマガにはならないでしょうが、取り組む価値は充分にあります。

ぜひ積極的にチャレンジして欲しいと思います。

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(2)

2014-01-09 [記事URL]

前回はビジネス目的での「メルマガ」をテーマに、メルマガの目的とコンテンツをどのように使い分けたらいいのか・・をテーマにコメントしました。

商品特徴が違えば、必然的にメルマガ配信の目的も変わります。前回の講座では、商品特徴として’説明を要すソリューション商品’を中心に説明しました。

前回記事→ メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)

さて、今回は前回とりあげたソリューション商品に比べて説明の必要性が少ない、「いわゆる一般的な商品」を扱う場合のメルマガ配信の目的とコンテンツについて考えてみたいと思います。

■商品特性による分類

bunrui.gif

商品特徴を分類分けするにあたって、ここではX軸に「説明が必要な商品か否か」 Y軸に「 少品種か多品種か 」で考えています。

【Bに分類される商品(説明不要で少品種) のメルマガ】

このカテゴリに属する商品は、それほど説明を必要としない一般的な商品で、品数をあえて絞った商品を扱っているケースを想定しています。

例えば洋服や靴のビッグサイズ(XL以上など)専門ショップや、手に入りにくい並行輸入商品を扱っているケースなどです。
これらの商品は一般的に’手に入りにくい’または’希少性’が高い商品です。

fuku_s.gif
こういう商品を扱ってい場合にメルマガで何を目的として書いたらいいか? という点を考えてみます。

これらの商品を扱っている場合、大切なのはそのショップの世界感やこだわりを伝えることです。

また、このカテゴリ商品のメルマガでは 「商品がここにあることを知ってもらう」 「このショップはどういう分野に強いのかを知ってもらう」ことも大きな目的になります。

「へー、こんなラージ専門靴ショップがあったのか、 便利!」 「デザインへのこだわりが強烈なノーブランド服ね・ どれどれ・・」 と知ってもらうことが大きな目的になるわけです。

ソリューション商品に比べて説明が少なくてすむ商品なので、比較的早い段階でメルマガでも販売はできます。

ただ商品陳列だけのいわゆるチラシ式メルマガだけでは読者は引いてしまいます。

折に触れ’どういう分野に強いのか’ ’どういう点にこだわっているのか’ などを知らせていく努力が必要です。

希少性の高い商品ですから’どういう分野に強いショップ’か ’こだわりの世界観’ が共感してもらえれば、必然的に販売に結びつきやすい商品と言えます。

また、販売者がその分野の専門家である点を認識してもらうことや、親しみ易さなどを演出することもポイントになります。 

【Dに分類される商品(説明不要で多品種) のメルマガ】

このカテゴリ分野は、雑貨や家電など一般的な商品で品揃え豊富な商品を扱っているケースです。

このカテゴリ商品のメルマガでは、基本的には「商品を購入してもらう」ことが大きな目的になります。

ただ品揃え豊富で、一般的に知られた商品を扱うメルマガでは、チラシ型のメルマガになり易いきらいがありますので注意が必要です。

kaden_s.gif
単なる商品の陳列型のメールだけでは読者は引いてしまいます。

この分野のメルマガでは、「一押し商品」を有効活用しましょう。

数ある商品の中から「一押し商品」をあえて絞り込んで、注意を喚起するわけです。(テレビショッピングでおなじみのジャパネットたかたさんの’今週の一押し商品’的な訴求ですね(^^;) )

「いま話題沸騰の○○が今年の最安値で提供を開始します・詳しくはこちら」という感じで、ホームベージに誘導をしてホームページでセールスしていきます。

このカテゴリでは商品がどんなものかは、お客さんも大体わかっていますので、メルマガには商品名やカンタンな説明を載せるだけで構いません。

むしろ強調すべきは、お客様の”お得感”です。

一押しの根拠として他店よりも価格が安いことや、送料無料などのお得情報を強調することにより訴求していきます。

安さの他にも、「売出し期限」を設定したり、「このメルマガ読者のみ、○名様まで!」などの限定感をアピールしたりして、なるべくいま購入するメリットを訴求していくことも効果的です。

つまり、お客様が「いま買う理由」を自分で納得できるようにしてあげるわけです。

もちろん「お得感・いま買う理由」を納得してもらうのに、キャンペーンやクリスマスなどの季節に絡めた販促イベントなどを仕掛け、メルマガに掲載していくことも効果的なのはいうまでもありません。

また、工夫点としては全てをメルマガで完結しようとせず、ホームベージとの連携をすることもポイントになります。

メールで注意喚起して、呼び込んだホームベージの中で、アップセルやクロスセルをして購入単価をあげていく工夫をしていくといいでしょう。

——-

商品カテゴリ別のメルマガの目的とコンテンツについて、2回に分けて取りあげましたが、イメージしいただけましたか?

どの分野についても共通して言えることは、メルマガをビジネスで書いていく以上、その目的とアウトプットをしっかり認識して取り組むことが必要です。

そしてそのアウトプットに対して、いわゆるPDCAをサイクルを回して常に改善に取り組んでいく姿勢が必要です。

そうすることにより、メルマガはあなたのビジネスを強力に後押ししてくれるメディアと成長していってくれると思います。

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう!

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)

2013-12-24 [記事URL]

前回はステップメールを使って見込み客や顧客をフォローする方法をとりあげましたが、参考にしていただけましたか?

前回記事 → ステップメールで効果をあげる ‘8つ’ のポイント

さて、前回のステップメールに続いて、今回はメール活用の主役ともいえる「メールマガジン」がテーマです。

ビジネス目的でメルマガ配信をするにあたってまず考えて欲しいのは、「メルマガ配信をすることにより、読者(見込み客や顧客)にどうなって欲しいのか?」という「目的」についてです。

というのもこの目的がクリアになっていないと、メルマガを書くことへの意欲も高まりませんし、取り組みも中途半端になってしまうきらいがあるからです。

pc.jpg
趣味でメルマガを書くのであれば話は別ですが、ビジネス目的で発行するのであれば、その目的とアウトプットをしっかりと定めておく必要があります。

というのもメルマガを書き続けるにはそれなりの時間とパワーが必要ですから、メルマガを配信することにより読者にどうなってほしいのか? をクリアにしておかないと長続きしないからです。

一般論としてメルマガを書く目的は、取り扱う商品の特性によって変わってきます。
商品特性を分類するにあたっては、次のような図で考えると判り易いと思います。

■商品特性による分類
bunrui.gif

このような図は、商品ポジショニングを考える際によく使われます。

X軸、Y軸にどういう比較・検討要素を設定するかは、商品特徴をフォーカスするポイントにより変わってきます。ここでは、X軸に「説明が必要な商品か否か」 Y軸に「 少品種か多品種か 」で考えています。

X軸が左側の商品には、消費者に説明を要す度合いが高いものが分類され、右側にいくほど説明を要す度合いが低い一般的な商品が分類されます。

次に、Y軸では商品の品数で分類をしています。一般消費材のような多品目商品は下側に、オーダーメイドのような少数もの商品ほど上側に位置します。

このプロットではあまり神経質にならず、大まかに考えてもらって構いません。大まかに商品のプロットができたら、分類によりメルマガ配信の目的を考えてみましょう。

【Aに分類される商品(説明必要で少品種)のメルマガ 】

Aカテゴリに分類される商品特徴は、「説明が必要で少品種な商品」ですから、例えばコンサルテーションやコーチング、士業の方、またセミナー業や、情報商材販売などもA分類にはいります。

また家具や洋服のオーダーメイド商品など、こだわりの高額商品もこの分類にあてはまります。

これらの商品やサービスを扱っている場合、「読者のニーズや欲求と商品・サービスがどう関係するのか、どういうメリットをもたらしてくれるのか? 」の説明をして納得してもらう必要があります。

なので、A分類に属する商品の場合、「読者のニーズに対して商品・サービスがどのように貢献できるのか・を具体的にイメージしてもらえるようにする」 ことがメルマガ配信の大きな目的になります。

また、メルマガ発行者がこの分野のオーソリティであることを読者に認知してもらう、つまり「ブランディングする」ことも重要な目的になります。

必然的にA分類のメルマガのコンテンツは、その目的にそった内容で構成する必要があります。

ソリューション商品を扱う場合にメール配信で注意したいのは、説明が不充分な状態でセールスメールばかりすることです。

顧客がサービスや商品のメリットが認識できない段階でいくらセールスメールを配信しても効果が望めないばかりか、逆効果にすらなりかねません。

読者にとってメリットが理解できれば、競合が少ない商品だけに、値引きなどせずとも比較的スムースに購入ステップにいくことも可能になります。

【Cに分類される商品(説明必要で多品種)のメルマガ 】

Cカテゴリに分類される商品の特徴として、Aカテゴリと同じくそれなりの説明を要しAに比べ多品種な商品になります。また他の特徴として、一般的な消費材よりやや高価で、納得して頂ければリピート性が高いのも特徴です。

このC分類に属する商品例としては「高価格帯の化粧品やサプリメント、また高級食材」などがあります。

このCカテゴリの商品も「ニーズに対してどういうメリットを提供できるのか?」を読者に納得してもらうことがポイントになります。 また、あなたがその分野のスペシャリストであることを認知してもらうことも重要な目的になります。

必然的にメルマガのコンテンツは、専門家として読者にとってプラスになる情報提供をしつつ、商品PRをしていくことが必要です。

それと、それなりに競合商品が多い商品カテゴリですから、競合商品と比較して自社商品はどのような特徴があるのかを明確にしてあげることも大切です。

またこの分野の商品はリピート性の高いのも特徴になりますから、既存顧客に対してはリピート購入をして頂けるように、情報提供をしっかりとしていくことも必要になります。

C分類では、これらメール配信の目的をふまえて、メールコンテンツを考えていく必要があります。

こう書くと大変なようですが、商品のことはあなたが明確に把握しているわけですから、その特徴をふまえて書けばそれほど大変なことでもないように思います。

A・Cカテゴリ共に共通しているのはソリューション商品ですから、メルマガ発行者は専門家として読者を適切な場所に導いてあげるという認識をもって、メールコンテンツ制作に取り組んで頂けたらと思います。

ぜひ、チャレンジしてみてください。

さて、少し長くなりましたので今回はこれくらいにして、残りのBとDカテゴリについては、次回にとりあげたいと思います。

また次回の講座でお会いしましょう!

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


ステップメールで見込み客をフォローする’8つ’のポイント

2013-11-22 [記事URL]

ステップメール前回までは「いかに見込み客リストを獲得するか」を中心にレポートしました。それを受けて今回は「見込み客のフォロー」がテーマです。

見込み客リストを集めたら、その人達をしっかりとフォローしていく必要があります。フォローにあたっては「見込み客像を大枠で捉えて、段階的にフォローしていく」必要があります。

見込客の特性を完結に言えば、「商材または関連分野に興味をもっているが、何らかのひっかかりがあって購入には踏み切れないでいる人」ということになります。

何らかの関心があるからこそ「特典(オフアー)に反応した」わけです。こういった状況の見込み客は、特に初めのうちは売り込まれることを好みません。段階的なアプローチが必要です。

ステップメールの活用

こういった見込み客をフォローするにあたっては、ステップメールが効率的です。

ステップメールというのは登録日を基点として「○日後」という形で配信する自動フォローメールのことです。

販売者であれば、顧客がどういう課題やニーズを持っているというのは想定できるでしょうから、それにそって段階的にフォローをしていきます。

次に、ステップメール活用のポイントを’8つ’にまとめたので、参考にして頂けたらと思います。

ステップメールで効果をあげる8つのポイント

1.それぞれのステップメールの目的を明らかにする。

そのステップメールは何のために送信するのかを、自らしっかりと把握して取り組む必要があります。(そこを意識していないと、儀礼的なステップメールになってしまうきらいあり) 各ステップメールは販売プロセス上の、どういう役割をもっているのかを明らかにして、メールコンテンツを考える必要があります。

2.ニーズにマッチした内容を段階的届ける。

これはあたり前のことですが、ステップメールの内容は登録者のニーズにマッチした内容にする必要があります。 (単なる「サンキューメール」にしない)

これを実現するための方法として、登録フォームをニーズ別に設置して、そのニーズを満たす・解決策を提示するコンテンツを段階的に届けるようにします。ゴールを目指して段差の低い階段をゆっくりと上ってもらうイメージです。

3. 一回目に配信するステップメールは細心の注意を払う。

一回目に配信するステップメールでは、受信者に対して、これから段階的に配信する内容の予告をします。メールを受信することにより、自分にとってどういうメリットがあるのかを具体的にイメージできれば、期待も高まり購読率もあがるというものです。

まだ知名度が低い段階では、配信者が何者なのか、少なくとも警戒感を取り除いてもらえるように、できる範囲で自己開示をすることも必要でしょう。

4.必要に応じて動画や添付ファイルを巧みに活用

内容によっては、テキストコンテンツだけでは伝えにくいこともあります。そういった時は、ステップメールにファイル添付してファイルコンテンツで説明したり、YouTubeなどに動画を予めアップしておいて、そちらにリンク誘導して動画で理解を深めてもらいます。

5.HTML形式のステップメールも検討してみる。

セミナー講師の印象やアパレル製品など、伝えたい内容によっては、テキスト形式より動画や画像で表現できるHTML形式のメールの方が効果的なことがあります。「百聞は一見に如かず」ですね・ こういった場合は、HTML形式でのステップメールも検討してみましょう。

6.オンライン メールセミナーも効果的

何かのノウハウを段階的に伝えたいというような時は、コンテンツを数回に分けてオンラインセミナー形式にして配信することも効果的です。前述したように、予めアップした動画とリンクさせれば効果的な動画セミナーを順次、開催する事もできます。

7.購入商品にマッチしたステップメールにしてフォロー

顧客にリピート購入してもらえるか否かは、マーケティング上、最も大切な施策の一つです。新規客ばかりを獲得しているビジネスモデルでは、いずれコスト倒れになるのは明らかです。

購入者には、儀礼的な「サンキューメール」だけでなく、商品の効果的な使い方を教えたり、買い替え頃に配信したりして、リピート購入を促進しましょう。

※メール商人では商品にマッチしたステップメールができるように独自カートを装備しています。この独自カートを使えば、商品毎に違った内容にして送信できます。

8.ステップメールも効果を把握してPDCA

すべての施策にいえることですが、効果をみて改善していく ( いわゆるPDCA )ことは必須の作業です。

この改善のためには、設定したメールの効果がわかっていないと手のうちようがありません。メール商人では、ステップメールにそえた添付ファイルがダウンロードされたのか、メール内のランディングページはクリックされたのか、などの効果測定機能が充実しています。

測定結果を活かして随時改善をしていって欲しいと思います。

それでは、今回はここまでとさせて頂きます。

★関連ページ ステップメールも好評 メール商人

メルマガ「ネットde成幸道場」


PAGE TOP

メール商人
資料請求
特別レポート
ネットde成幸道場



0120-560-726
受付時間:平日10:00-18:00

プライバシーマーク

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを禁じます。
コンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを発見した場合は予告無く通報します。




MENU

CONTACT
HOME