メール商人

メルマガ配信者が知っておくべきRFC 5322

2024-10-08 [記事URL]

昨今、メルマガ配信をしていると「RFC 5322」という言葉を耳にすると思います。
さて、「RFC 5322」とは何のことなのか、おわかりでしょうか。
今回は、メルマガ配信者が知っておくべきRFC 5322について、わかりやすく説明します。

1. RFC 5322とは何か?

RFC 5322は、電子メールのメッセージ形式を定義したインターネット標準規格です。この規格では、メールのヘッダーや本文の構造、各種フィールドの書式などが詳細に定められています。これにより、異なるメールサーバー間での互換性や、メールの正確な配信が保証されます。

2. なぜメルマガ配信者にとって重要なのか?

メルマガを配信する際にRFC 5322に準拠していないと、以下の問題が発生する可能性があります

メールが正しく届かない:一部のメールサーバーは、規格に準拠していないメールを拒否することがあります。
スパム認定される:不適切な形式はスパムフィルターに引っかかりやすくなります。
表示の不具合:受信者のメールクライアントでメールが正しく表示されない場合があります。

3. メルマガ配信者が知っておくべきポイント

(1) ヘッダーフィールドの正しい設定

Fromフィールド:送信者のメールアドレスを正確に記載します。信頼性のために実在するドメインを使用しましょう。

Toフィールド:受信者のメールアドレスを記載します。大量配信の場合、個々の受信者に対して個別のメールを送るか、BCCを適切に使用します。

Subjectフィールド:メールの件名を明確に記載します。スパムと誤解されないよう、過度な装飾や特殊文字の使用は避けます。

Dateフィールド:メールの送信日時を正確に記載します。

Return-Pathフィールド:配信不能な場合にバウンスメール(配信エラーメール)の送信先を正確に記載します。

Reply-Toフィールド:返信時にメールアドレスを指定します。通常はメール送信時の送信元メールアドレス(Fromフィールド)と同じものであり、メールの受信者が返信をする際に使用されます。

(2) メッセージの一意性

Message-IDフィールド:各メールに一意の識別子を付与します。これはメールの追跡や重複防止に役立ちます。

(3) エンコーディングと文字コード

日本語などの非ASCII文字を含む場合、適切なエンコーディング(例:UTF-8)を指定します。

ヘッダー内の非ASCII文字は、MIMEエンコード(Base64やQuoted-Printable)を使用して正しくエンコードします。

(4) マルチパートメッセージの利用

multipart/alternative:テキスト形式とHTML形式の両方を含めることで、受信者の環境に応じて最適な形式で表示されます。

(5) 行の長さと折り返し

ヘッダーおよび本文の各行は、998文字以下に制限され、78文字を超える場合は適切に改行させ下さい。

※違反すると、文字化けしたり、受信拒否(docomo)をされます。

(6) List-Unsubscribeヘッダーの追加

受信者が簡単に購読を解除できるように、List-Unsubscribeヘッダーを設定します。

例:
List-Unsubscribe:<mailto:unsubscribe@example.com>, <http://example.com/unsubscribe>

(7) スパム対策

認証技術の導入:SPFDKIMDMARCなどを設定し、送信元の信頼性を高めます。

明確なオプトイン:受信者の同意を得てメールを送信し、不正なリストの使用を避けます。

解除リンクの明示:メール本文内にも購読解除の方法を明確に記載します。

4. 実践的な注意点

テスト送信:本番配信の前にテスト送信を行い、メールが正しく表示されるか確認します。

ログの確認:送信後はエラーログやバウンスメールを確認し、問題がないかチェックします。

最新情報の把握:メール関連の規格や法律は更新されることがあるため、最新の情報を定期的に確認します。

5. まとめ

RFC 5322はメールの基本的な形式とルールを定めた重要な規格です。メルマガ配信者がこれを理解し遵守することで、メールの確実な配信と受信者からの信頼を得ることができます。適切なヘッダー設定やエンコーディング、スパム対策を行い、効果的で信頼性の高いメルマガ配信を目指しましょう。


効果的なメール配信戦略

2024-09-30 [記事URL]

効果的なメルマガ配信戦略を通じて、バックブランドの商品を販売促進するためのポイントをご紹介します。

1.ターゲットセグメンテーション

・購買履歴や興味に基づくセグメントメルマガ購読者を購買履歴、興味、デモグラフィック(性別、年齢、居住地域、所得、職業、家族構成などの属性)などで分類し、それぞれに最適化されたコンテンツを配信します。

2.パーソナライズされたコンテンツ

・個別化:購読者の名前を挿入したり、過去の興味に基づいておすすめ商品を提示します。
・関連性の高い情報:読者の関心に合わせた記事やスタイリング提案を含めます。

3.魅力的な件名とプレビュー

メール開封率の向上:興味を引く件名やプレビュー文を作成し、メールを開封してもらう確率を高めます。

4.価値提供

・有益な情報:新商品の紹介、業界トレンド、ファッションTipsなど、購読者にとって有益な情報を提供します。
・限定オファー:メルマガ読者限定のクーポンやセール情報を提供し、購買意欲を刺激します。

5.明確なコール・トゥ・アクション(Call To Action)

・行動喚起:メール内にわかりやすく目立つCTAボタンを配置し、購入ページや詳細情報へ誘導します。

6.視覚的な魅力

・高品質な画像:商品やコーディネートの画像を使用し、視覚的に訴求します。
・動画コンテンツ:可能であれば、商品の紹介動画を組み込むことでエンゲージメントを高めます。

7.モバイル最適化

・レスポンシブデザイン:スマートフォンやタブレットでも快適に閲覧できるメールデザインにします。

8.送信タイミングの最適化

・分析データの活用:オープン率やクリック率が高い時間帯を分析し、最適な送信時間を選定します。

9.読者との関係性の促進

・フィードバックの依頼:アンケートやレビュー投稿を促し、顧客の声を収集します。
・SNSとの連携:メールからSNSへの誘導を行い、コミュニティの形成を促進します。

10.効果測定と改善

・A/Bテスト:件名、コンテンツ、CTAの効果を比較し、最適なバージョンを選択します。
・KPI(重要目標達成指標)の設定:オープン率、クリック率、コンバージョン率などを配信レポートで定期的にモニタリングします。

11.ストーリーテリング

・ブランドの物語:ブランドの歴史や理念、製品開発の裏話などを共有し、ブランドへの共感を高めます。

12.顧客レビューの活用

・社会的証明:満足した顧客の声やレビューを紹介し、新規顧客の信頼感を獲得します。

13.法令遵守

・プライバシーとオプトアウト:個人情報の取り扱いや配信停止方法を明確にし、法令を遵守します。

14.キャンペーンの活用

季節やイベントに合わせたプロモーション:セール、ホリデーキャンペーン、新商品の発売など、タイムリーな情報を提供します。

15.継続的な改善

・顧客の声を反映:フィードバックをもとにコンテンツやサービスを改善し、顧客満足度を向上させます。

これらの戦略を組み合わせることで、メルマガを通じて効果的に商品を販売促進できます。重要なのは、読者にとって価値のあるコンテンツを提供し、ブランドとの関係性を深めることです。定期的なデータ分析と戦略の見直しを行い、最適なアプローチを模索しましょう。


HTMLメールとテキストメール文字化けの原因

2024-09-18 [記事URL]

メール配信時の文字化けは、受信者に正確な情報を伝達できず、信頼性の低下を招く可能性があります。ここでは、HTMLメールテキストメールそれぞれにおける文字化けの主な原因を解説します。

HTMLメールでの文字化けの原因

  • ・文字エンコーディングの不一致
    HTMLメールでは、メール本文内に指定された文字エンコーディングとメールヘッダーのエンコーディングが一致していない場合、文字化けが発生します。(shift_jis または UTF8 で統一してください。)
    ※通常メール本文全体が文字化けします。
  • ・CSSやスタイルシートの問題
    CSSで指定したフォントやスタイルが受信側のメールクライアントでサポートされていないと、正しく表示されないことがあります。
  • 特殊文字や特殊フォントの使用
    特殊な記号(機種依存文字:windows もしくは mac のみ等、特定の環境でしか正常に表示されない文字)やフォントを使用すると、受信者の環境によっては文字化けが起こる可能性があります。
  • 一行に1000バイト以上入力されている。
    メールの送信先が携帯電話メール本文内の一行の文字(HTMLタグを含む)が改行せずに1000バイト以上になると文字化けする場合がございます。(docomo は受信ブロックされ、au と softbank は、1000バイト以上の文字の箇所が文字化けします。)
    ※通常メール一部が文字化けします。

テキストメールでの文字化けの原因

  • ・文字エンコーディングの不一致
    テキストメールでも、送信側と受信側のエンコーディングが異なると文字化けが発生します。
  • ・メールソフトの設定不足
    テキストメールではエンコーディングの指定が省略されがちで、受信側がデフォルトの設定で解釈するため、誤ったエンコーディングで表示されることがあります。
  • ・特殊文字の使用
    テキストメールで機種依存文字や絵文字を使用すると、受信者の環境で正しく表示されない可能性があります。
  • ・古いメールサーバーの介在
    経由するサーバーが古いプロトコルしかサポートしていない場合、エンコーディング情報が失われることがあります。
上記の原因を理解し、適切な対策を講じることで、メール配信時の文字化けを防ぐことができます。メールの種類に応じた注意点を把握し、円滑なコミュニケーションに役立ててください。

一斉配信 vs ステップメール

2024-09-02 [記事URL]

メールマーケティングにおいて、一斉配信ステップメールは、それぞれ異なる目的とタイミングで活用されます。以下に、その使い分けについて分かりやすく説明します。

1. 一斉配信

目的:

一斉配信は、特定の情報やキャンペーンを登録者全員に一度に知らせたい場合に使用します。

使い方:

  • ニュースレター: 会社の最新情報や業界のニュースを定期的に伝える。
  • キャンペーンやセールの告知: 限定セールや新商品発売など、特定のタイミングで登録者全員に知らせたいときに利用します。
  • 重要なお知らせ: サービスの変更やシステムメンテナンスなど、すべての顧客に知らせるべき重要な情報の共有に適しています。

メリット:

大多数の顧客に一度にアプローチできるため、即時の反応を期待できます。また、一度の送信で大きなインパクトを与えることができます。

注意点:

登録者全員に送るため、個々のニーズや興味に対応しづらい点があります。また、頻繁に行うと、受信者が飽きたり、無関心になったりするリスクもあります。

2. ステップメール

目的:

ステップメールは、特定の行動や条件に応じて、段階的に情報を提供したり、購買意欲を高めたりすることを目的としています。

使い方:

  • ウェルカムメール: 新規登録者に向けて、ブランド紹介や初回特典を案内する一連のメールを配信。
  • 教育コンテンツ: 商品やサービスに関する情報を段階的に提供し、購買意欲を高めるために使用します。例えば、オンラインコースのメールや、製品の使い方ガイドなど。
  • リードナーチャリング: 潜在顧客に対して、徐々に信頼を築き、購入に至るまでのプロセスをサポートするメール。

メリット:

受信者の行動に基づいて自動的にメールを送るため、タイミングよくパーソナライズされた情報を届けることができます。長期的な関係構築や購買プロセスのサポートにも適しています。

注意点:

設定が複雑になる場合があり、ターゲティングや内容の最適化に時間がかかることがあります。また、一度設定すれば自動化されますが、定期的な内容の見直しや更新が必要です。

まとめ

一斉配信は、全体に向けた広報活動や緊急のお知らせに最適です。一方、ステップメールは、個々の受信者の状況や行動に合わせたパーソナライズドなコミュニケーションに適しています。これらを組み合わせて使用することで、効果的なメールマーケティング戦略を構築できます。


メルマガの配信時間について

2024-08-28 [記事URL]

各携帯電話会社にて、毎正時(毎時00分)前後に非常に多くのメールを受信している事が確認されています。メールの受信が集中するとキャリア側の設備が混み合い、メール配信遅延が発生する恐れがあります。

その為、メールマガジンの一斉配信などで大量にメールを送信する時は、可能な限り毎正時を避けて配信しましょう。

以下は、各携帯電話会社のメール配信に関する参考URLとなります。メルマガ配信者は一度ご確認ください。

▼au
https://www.au.com/mobile/service/attention/request/

▼docomo
https://www.docomo.ne.jp/service/imode_mail/notice/mass_send/

▼SoftBank
https://www.softbank.jp/mobile/support/mail/antispam/howto/wrestle/


RFC 5322について

2024-08-16 [記事URL]

RFC 5322は、インターネット電子メールのフォーマットを定義するための標準文書です。正式名称は「Internet Message Format」であり、メールヘッダーとメール本文の構造を規定しています。以下に、RFC 5322の主要なポイントをわかりやすく説明します。

RFC 5322の目的

RFC 5322は、電子メールの形式を統一し、異なるシステム間での互換性を確保するために作成されました。この標準に従うことで、電子メールが正しく送受信され、表示されることが保証されます。

メールの構造

RFC 5322は、電子メールを以下の2つの主要部分に分けています:

ヘッダーセクション:

メールの送信者、受信者、件名、送信日時、返信先などのメタデータを含む部分です。
各ヘッダーフィールドは「フィールド名: 値」という形式で記述されます。

主要なヘッダーフィールドには以下のものがあります:

From: メールの送信者のアドレス
To: メールの受信者のアドレス
Subject: メールの件名
Date: メールの送信日時
CC: カーボンコピーの受信者のアドレス
BCC: ブラインドカーボンコピーの受信者のアドレス
Message-ID: 各メールに一意の識別子
Return-Path: バウンスメール(配信エラーメール)の送信先
Reply-To: メールの返信先

※ヘッダーが重複しているとメールがブロックされます。

本文セクション:

実際のメールの内容が書かれる部分です。
テキスト形式で記述され、複数行にわたる文章やデータを含むことができます。

重要なポイント

形式の厳密さ:RFC 5322は、ヘッダーフィールドの書式や順序について厳密なルールを定めています。これにより、異なるメールサーバーやクライアント間での互換性が維持されます。

拡張性:新しいヘッダーフィールドを追加することが可能で、追加の機能や情報を提供するために利用できます。
エンコード:本文セクションはテキスト形式ですが、添付ファイルやマルチメディアデータを扱うためのエンコード方法(例えば、Base64やQuoted-Printable)もRFC 5322と関連する標準で定義されています。

※RFC 5322に準拠していないメールを送信すると、プロバイダーにメールがブロックされ、メールが届きません。

RFC 5322の意義

RFC 5322は、現代の電子メールシステムの基盤を成す重要な標準であり、メールの送受信における信頼性と互換性を確保するために不可欠なガイドラインを提供します。この標準に従うことで、ユーザーは確実にメールを送受信できる環境を享受できます。


メール本文の1行あたりの長さを1000バイト以内にする

2024-08-05 [記事URL]

RFC(Request for Comments)では、メール本文中の1行の長さを1000バイト以内にするように記載されています。

※RFC(Request for Comments)は、インターネットやネットワーク技術に関する標準や仕様、ベストプラクティスを定義する公式文書のことです。

電子メールの書き方を規定しているRFC5322では、「改行(CRLF)を除いて、1行は998文字を超えてはならない」と規定していて、電子メール転送のための基本プロトコル(SMTP)を規定しているRFC5321でも、「改行(CRLF)を含む1行の最大長は1000オクテット(=1000バイト)である」と規定されています。

GmailやAppleが公開しているベストプラクティスでは、メール本文の1行の長さについての明記はございませんが、RFC5322に準拠したメールで配信を行うよう記載されています。

また、携帯キャリア各社でも配信されるメールがRFCに準拠していることが大前提となり、特にDocomo宛のメールに関しては、メール本文中の1行の長さが1000バイト(998文字)を超えると、エラーとなり、正常に配信が行われません。

他のキャリアでもメール本文中の1行の長さが1000バイト(998文字)を超えると、部分的にメールの文章が文字化けしていまいます。

特に、エディタを利用してHTMLメールを作成する場合は、ソースコードが長くなる場合がございますので、ご注意下さい。

※Shift_JISエンコーディングにおいて、英数字(アルファベットや数字、一般的な記号)は1文字あたり1バイトを使用します。したがって、英数字のみの場合、1000バイトは1000文字に相当します。

このように、正常に配信が行われない宛先も出てきますので、メール本文中の1行の長さは1000バイト(改行含む)以内で配信を行うよう心がけましょう。


ブラックリストに登録されていないことを確認する

2024-07-22 [記事URL]

メール配信に利用しているメール送信サーバーががブラックリストに登録されている場合、受信拒否されてメールが届かないといった問題を引き起こす原因になります。

メルマガ配信者は定期的にブラックリストに登録されていないことを確認することをお勧めします。

特に新規に取得されたIPアドレスは、過去に迷惑メールの配信に利用されていた可能性もあり、IPアドレスが払い出されたタイミングで既にブラックリストに登録されていることがあります。

そのため、正式に運用を開始される前にブラックリストの登録状況を確認し、必要に応じて解除申請を行う等の対応を行っていただくことを推奨しております。

メルマガ送信時に利用しているメールサーバーがブラックリストに登録されていないことを確認するためには、以下の手順を試してみてください:

1.ブラックリストチェッカーを使用する

・ブラックリストチェッカーサイトを利用して、メールサーバーのIPアドレスがブラックリストに登録されていないか確認します。以下はそのための一般的なツールです:

1)MXTOOLBOX 

2)Spamhaus

3)Proofpoint

※Proofpoint は、主にiCloudで参照されているブラックリストになります。

4)DNSBL.info

2.自分が使用しているメールサーバーのIPアドレスを確認する

自分のメールサーバーのIPアドレスがわからない場合は、DNSルックアップツールを使って確認できます。たとえば、MXToolboxのDNS Lookup機能を利用します。

3.チェック手順

① 上記のブラックリストチェッカーサイトにアクセスし、メールサーバーのIPアドレスを入力します。
② チェックを実行して、結果を確認します。もしブラックリストに登録されている場合は、登録理由や対策方法が表示されることがあります。

4.定期的なチェック

メルマガ送信を安定して行うためには、定期的にメールサーバーのブラックリスト状態をチェックすることが重要です。また、メールサーバーの設定やセキュリティ対策を強化し、スパム行為とみなされる行動を避けることが重要です。

これらのステップを通じて、メールサーバーがブラックリストに登録されていないかどうかを確認し、必要な対策を講じることができます。


定期的にアドレスクリーニングを実施する

2024-07-09 [記事URL]

皆さんは、定期的に自分の顧客リスト(メールアドレス)をクリーニングしているでしょうか?

携帯電話は直接個人の手元にメールが届くため、迷惑メールの標的になりやすく、そのため頻繁にメールアドレスを変更される利用者も少なくありません。

また、初めにメルマガのリストを登録した時から、時間が経過している場合は、メールアドレスを変更されるケースが多くなっています。

そのため、大量の宛先不明メールが原因で、受信者側サーバー(ISP、プロバイダー)の一部設備が輻輳し、メールが届かない、遅延する、もしくはキャリア側で迷惑メールと判断し受信制御されてしまうといった恐れがあります。

その為、定期的に情報をメール配信するなどして、既に使われなくなったメールアドレスをアドレスリストから削除し最新の状態に保つ(アドレスクリーニング)ことをお勧めします。

また、利用者が該当メールアドレスの使用をやめた後、別の利用者による再取得などでメールアドレスの所有者が変わっていることも考えられるので、情報漏え防止の為にも定期的にアドレスクリーニングを行いましょう。

メールアドレスのクリーニング方法

メルメルマガ配信者が定期的に自分の顧客リスト(メールアドレス)をクリーニングする方法は以下のようになります。

1.恒久的な配信エラーの除去:

メールが送信されるたびに、配信エラー(ハードバウンス)が発生したメールアドレスをリストから削除します。ハードバウンスは永久的なエラーを示し、存在しないメールアドレスなどが原因です。

2.一時的な配信エラーの監視:

数回の試行後も一時的な配信エラーが続くメールアドレスはリストから削除します。

3.非アクティブユーザーのフィルタリング:

一定期間(例えば6ヶ月以上)メールを開封していない、またはリンクをクリックしていないユーザーをリストから削除します。これにより、関係性の低いアドレスを除外できます。

4.ダブルオプトインの利用:

新規登録者には確認メールを送信し、リンクをクリックしてメールアドレスを確認する仕組みを導入します。これにより、無効なアドレスの登録を防げます。

5.購読解除リンクの明示:

メールのフッターに購読解除リンクを明示的に配置し、簡単に解除できるようにします。これにより、興味を失ったユーザーがリストから自発的に削除されます。

6.顧客リストの定期的なレビュー:

定期的にリストを確認し、手動で不正確なデータや重複を削除します。

メールアドレスクリーニングの効果

メールアドレスクリーニングのメリットは多岐にわたります。以下に主要なメリットを説明します。

1.配信率の向上:

ハードバウンスや無効なメールアドレスを除去することで、メールの配信率が向上します。これにより、より多くの受信者にメールが確実に届くようになります。
スパムフォルダ入りのリスク軽減:

配信エラーが多いと、送信ドメインの信用度が下がり、メールがスパムフォルダに入るリスクが高まります。クリーニングによってこのリスクを軽減できます。

2.顧客関係性の向上:

非アクティブなユーザーをリストから除去することで、メールを開封し、リンクをクリックする可能性が高い受信者だけが残ります。これにより、メールキャンペーンの成約率が向上します。

3.コストの削減:

多くのメールサービスプロバイダ(ESP)は、送信するメールの数やリストのサイズに基づいて料金を設定しています。無効なアドレスや非アクティブなユーザーを除去することで、不要なコストを削減できます。

4.データ品質の向上:

正確で最新のデータを保持することで、マーケティング戦略の効果を最大化できます。クリーンなリストは、ターゲティングの精度を高め、より効果的なパーソナライゼーションを可能にします。

5.顧客満足度の向上:

無関係なメールを送らないことで、受信者の満足度を向上させることができます。購読解除率の低下や苦情の減少につながります。

6.ビジネスの信頼性向上:

高品質なリストを持つことは、ビジネスの信頼性を高め、送信者の評判を守ることに貢献します。

これらのメリットにより、メールアドレスの定期的なクリーニングは、メールマーケティングの成功に欠かせない重要な要素となります。


DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)について

2024-07-02 [記事URL]

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)は、SPF(Sender Policy Framework)DKIM(DomainKeys Identified Mail)と連携して、メールの送信元を認証し、不正なメールの送信を防ぐためのプロトコルです。(認証結果の管理ポリシー) DMARCを導入することで、なりすましメール(フィッシングメールやスパムメール)の防止と、メールの信頼性向上を図ることができます。

DMARCの基本的な仕組み

DMARCポリシーの設定:

ドメイン所有者は、DMARCポリシーをDNS(Domain Name System)にTXTレコードとして設定します。このポリシーには、SPFやDKIMの認証結果に基づいて、メールがどう扱われるべきか(許可、隔離、拒否)が記載されています。

メール送信時の認証:

メールが送信されると、受信者のメールサーバーはまずSPFやDKIMによって送信元の認証を行います。DMARCは、この認証結果をもとにポリシーを適用します。

認証結果の評価とポリシーの適用:

DMARCポリシーは、SPFやDKIMの認証結果に基づいて、メールの処理方法を指示します。例えば、認証に失敗した場合はメールを拒否する、隔離する、または許可するなどの指示が含まれます。

レポートの生成と送信:

DMARCは、受信者のメールサーバーから認証結果に関するレポートをドメイン所有者に送信します。これにより、ドメイン所有者は、どのメールが認証に成功し、どのメールが失敗したかを把握できます。

DMARCの利点

なりすましメールの防止:

DMARCは、SPFやDKIMと連携して、送信元が正当であることを確認し、不正なメールをフィルタリングします。これにより、フィッシングやスパムのリスクが大幅に減少します。

メールの信頼性向上:

DMARCを導入することで、受信者のメールサーバーは送信元ドメインが信頼できるものであると判断しやすくなります。これにより、正当なメールが受信箱に届きやすくなります。

レポートによる監視と改善:

DMARCは、認証結果に関する詳細なレポートを提供します。ドメイン所有者はこれを分析して、メール認証の問題を特定し、改善することができます。

具体的な例

例えば、あなたの会社のドメインが「yourcompany.com」で、DMARCポリシーを設定する場合、DNSに以下のようなTXTレコードを追加します。

_dmarc.yourcompany.com IN TXT “v=DMARC1; p=reject; rua=mailto:dmarc-reports@yourcompany.com; ruf=mailto:forensic-reports@yourcompany.com; adkim=s; aspf=s”

このポリシーの意味は以下の通りです:

v=DMARC1:DMARCのバージョンを示します。
p=reject:認証に失敗したメールを拒否するよう指示します。
rua=mailto @yourcompany.com:認証結果の集計レポートを受け取るメールアドレスを指定します。
ruf=mailto @yourcompany.com:詳細なフォレンジックレポートを受け取るメールアドレスを指定します。
adkim=s:DKIMのアライメントモードを「strict(厳格)」に設定します。
aspf=s:SPFのアライメントモードを「strict(厳格)」に設定します。

まとめ

DMARCは、SPFやDKIMと連携してメールの送信元を認証し、不正なメールの送信を防ぐためのプロトコルです。適切に設定することで、なりすましメールのリスクを軽減し、メールの信頼性を向上させることができます。また、レポート機能を活用して認証結果を監視し、メール認証の精度を改善することができます。

DMARC認証を成功させるため、エンベロープFromメールアドレスと、Fromヘッダメールアドレスのドメインが異なる場合には、Fromヘッダメールアドレスドメインと同一のドメイン(又は サブドメイン)で署名したDKIM署名(※DKIM-Signatureヘッダーのdタグ(d=)値がFromヘッダメールアドレスドメインと同一ドメイン(又はサブドメイン)であるDKIM署名)を付与する必要があります。 またSPFDKIM を同時に設定することにより、より効果を発揮します。


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