Gmail のセキュリティ強化におけるメール配信時の注意事項

Gmail のセキュリティ強化について

2024-03-14

2024年2月1日より、Gmailのセキュリティ強化のため、送信者認証を厳格化しました。

受信者に安全なメールをお届けするため、ご協力をお願いいたします。

※セキュリティ強化後に送信者に求められる要件については、Gmail の送信者ガイドラインに記載がございます。

▽Gmailの送信者ガイドライン
  https://support.google.com/mail/answer/81126?hl=ja

▽Gmailの送信者ガイドラインのFAQ
  https://support.google.com/a/answer/14229414

※Gmailの送信者ガイドラインの要件を満たしていない場合、メールが想定どおりに配信されなかったり、迷惑メールに分類される可能性がございます。

■ 送信者の対応要件について

 [前提]
 ※大量送信者 = Gmailに1日5000通近い配信を行う送信者。
 ※少量送信者 = Gmailに1日5000通に満たない配信しかしない送信者

1.TLS接続でメールを送信する。

【全送信者対応要件】

メール商人メールサーバーは対応済みです。

2.送信IPに逆引きの設定を行う。

【全送信者対応要件】

メール商人メールサーバーは対応済みです。

3.SPF、DKIM、DMARC の設定を行う。

【少量送信者の対応要件】

・SPF か DKIM のいずれかを設定する必要があります。

【大量送信者の対応要件】

SPFDKIM の両方とも設定する必要があります。

メール編集ページで、迷惑メールフォルダ対策にチェックを入れると自動的に対応されます。

4.迷惑メール報告率を 0.3% 未満に抑える。

【全送信者対応要件】

Gmailユーザからの迷惑メール報告率は 0.1% 未満を維持し、0.3% を超えないようにする必要があります。

※迷惑メール報告率に関しては メール商人側 で対応できることはございませんので、送信者側でユーザからの迷惑メール報告率を抑える対策をご検討いただければと思います。

[対策例]

・ダブルオプトイン方式を利用する。
※ユーザ登録時にダブルオプトイン方式を利用することで、タイプミスにより誤ったメールアドレスが配信リストに紛れ込むことを防止することができます。

・配信拒否フッターをメール本文内に必ず挿入する。
   
・アドレスクリーニングを行う。
※宛先が存在しないことを示すエラーになった宛先メールアドレスは、配信対象から除外してください。

本対応を行うことで、メールアドレスの再利用により他のユーザが該当メールアドレスを利用することになった際に、迷惑メール報告されてしまうリスクを防止することができます。

・Google が提供している「Postmaster Tools」で迷惑メール報告率の推移を監視する。

※「Postmaster Tools」の利用方法については、Gmailの以下サイトに記載がございます。

=>href=”https://support.google.com/mail/answer/9981691?hl=ja

参考⇒Gmailセキュリティ対策の準備はできましたか?



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