メール配信におけるSTARTTLS暗号機能

STARTTLS暗号機能

2024-04-03

メール商人では、メール配信時(一斉配信ステップメール)にSMTP通信の経路をに暗号化(STARTTLS)して、セキュアな状態を実現しております。

STARTTLS暗号とは?

STARTTLS暗号は、メールの送受信時にデータを暗号化する通信手順です。メールの内容を盗み見たり、改ざんしたりする悪意のある第三者から、大切な情報を守ります。

STARTTLS暗号の仕組み

従来のメール送信は、暗号化されていない平文で送受信するため、セキュリティ上のリスクがありました。STARTTLS暗号は、以下の手順で通信を暗号化します。

1.送信側と受信側のメールサーバーが、暗号化通信に対応しているかどうかを確認します。
2.対応している場合は、TLSと呼ばれる暗号化技術を用いて、通信を暗号化します。
3.暗号化された通信で、メールを送受信します。

また、メールを暗号化して送信することには、いくつかの重要なメリットがあります。以下に詳しく説明します。

1. スパムフィルターの通過率向上

・暗号化されたメール(特にTLS暗号化を使用して送信されたメール)は、スパムフィルターやメールサーバーによって「安全で信頼できる通信」と見なされやすくなります。

・多くの受信側プロバイダ(Gmail、Yahoo! Mailなど)は、暗号化を推奨しており、暗号化されていないメールをリスクのある通信として扱う可能性があります。

・特に、メールサーバー間でTLS暗号化が適用されていると、受信者側がメールの改ざんや不正を疑う可能性が減少します。

2. なりすましやフィッシングのリスク低減

・暗号化は、メールが送信途中で改ざんされるリスクを大幅に低減します。これにより、受信側サーバーはそのメールが「正規の送信元」から送られてきたと認識しやすくなります。

なりすましやフィッシングメールの疑いがある場合、メールはスパムフォルダや拒否リストに送られることが多いため、暗号化によりこうした問題を回避できます。

3. プライバシー保護が評判向上に寄与

・暗号化により、顧客や読者の個人情報が保護されるため、メールのプライバシーリスクが低下します。

・プライバシーに配慮したメール送信者としての評価が向上し、結果的に受信プロバイダや顧客からの信頼性が高まります。

・信頼性が高い送信者は、到達率が向上する傾向があります。

4. セキュリティ基準への適合

・多くの受信側プロバイダやメールサーバーでは、セキュリティ基準の適合が配信に影響を与えます。暗号化は、特に企業間通信や金融関連メールにおいて、必要条件となる場合があります。

・セキュリティ基準を満たさないメールは拒否されることがあるため、暗号化はこれを防ぎ、到達率を確保するのに役立ちます。

5. メールのエラー率(バウンス率)の低減

・暗号化によりメールサーバー間の通信が安定し、プロトコルエラーや中断が発生するリスクを抑えます。

・メールが途中で破棄される(ハードバウンス)可能性が低下するため、到達率全体が向上します。

具体例

たとえば、以下のような設定を活用することで、暗号化と到達率向上が連動します:

・SMTP over TLS(STARTTLS) を有効にする。

・メールサーバーや送信システムで SPFDKIMDMARC を正しく設定し、認証された暗号化通信を行う。

・受信者側がTLS暗号化を要求している場合、これに応じられるようシステムを調整する。


暗号化は、メール配信のセキュリティと信頼性を向上させる重要な手段であり、その結果として到達率の向上に寄与します。特に、高品質なメール配信を目指す場合、暗号化は必須の対策と言えるでしょう。



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