メール商人

SPF(Sender Policy Framework)レコードの設定方法

2024-06-10 [記事URL]

SPFSPF(Sender Policy Framework)は、メールの送信元が正当であることを確認するための認証技術です。(送信元ドメイン認証)これにより、スパムやフィッシングメールの防止に役立ちます。以下に、SPFの基本的な仕組みとその利点についてわかりやすく説明します。

SPFの基本的な仕組み

DNSレコードの設定:

ドメイン所有者は、DNS(Domain Name System)にSPFレコードを追加します。このSPFレコードには、そのドメインからメールを送信することが許可されているIPアドレスやメールサーバーの情報が含まれています。

メール送信時のチェック:

メールが送信されると、受信側のメールサーバーは送信元ドメインのDNSレコードを確認します。具体的には、SPFレコードを参照し、そのメールが許可されたIPアドレスまたはメールサーバーから送信されたものであるかどうかを確認します。

認証結果に基づく処理:

受信側のメールサーバーは、SPF認証の結果に基づいて、メールを受信箱に配信するか、迷惑メールフォルダに振り分けるか、拒否するかを決定します。SPF認証に成功したメールは信頼性が高いと判断され、受信箱に届きやすくなります。

SPFの利点

スパムやフィッシングメールの防止:

SPFは、なりすましメール(偽の送信元を装ったメール)が受信者に届くのを防ぐための効果的な手段です。送信元が正当であることを確認することで、スパムやフィッシングメールのリスクを軽減します。

メールの信頼性向上:

SPFを適切に設定することで、受信者のメールサーバーは送信元が信頼できるものであると認識しやすくなります。これにより、メールの受信率が向上し、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性が低くなります。

ブランド保護:

正当な送信元からのメールであることを証明することで、ブランドの信頼性を保護し、顧客からの信頼を維持します。

具体的な例

例1) 自社のドメインが「yourcompany.com」で、自分が使用しているメールサーバーのIPアドレスが「192.168.1.1」とします。この場合、DNSに以下のようなSPFレコードを追加します。

v=spf1 +ip4:192.168.1.1 ~all
v=spf1 +ip4:192.168.1.1 +ip4:168.168.1.2 ~all

例2)自社のドメインが「yourcompany.com」で、自分が使用しているメールサーバーのサーバー名が「mail.example.com」とします。この場合、DNSに以下のようなSPFレコードを追加します。

v=spf1 a:mail.example.com ~all
v=spf1 a:mail.example.com a:mail2.example.com ~all

補足

プロバイダー(メール受信側)が実施している迷惑メール対策(なりすましメール対策)ではDNSの逆引き検索を行い、【エンベロープFromメールアドレスドメイン】及び【Fromメールアドレスドメイン】のSPFレコードをチェックしています。

SPFレコードが正常に登録されていない場合、「なりすましメール」と判定され受信拒否の対象となります。配信に使用している【エンベロープFromメールアドレスドメイン】及び【Fromメールアドレスドメイン】には、必ずSPFレコードの登録を行っていただく必要があります。

※エンベロープFromのメールアドレスは、メールヘッダの「Return-Path」に記載されているため、メーラーでも確認可能です。

▼以下サイトにて、自分のSPFレコードが正しく登録されているか確認できます。
https://mxtoolbox.com/spf.aspx


なりすましメールとは?

2024-06-10 [記事URL]

なりすましメールとは、一般的に送信者が本物の誰かを装って送られてくる偽のメールのことを指します。

なりすましメールを技術的(システム的)観点から説明すると、メールのヘッダー情報(送信元メールアドレス)に記載されている送信元のドメインと、実際にメールを送信したメールサーバーのドメインが異なっている状態でメールを送信することを指します。

なりすましメールと仕組みと、対策について説明します。

なりすましメールの技術的な仕組み

Fromフィールドの偽装:

攻撃者は、メールヘッダーの送信元メールアドレス(ヘッダーFrom)に偽のメールアドレスを設定します。このアドレスは、誰もが知っている信頼されている有名なドメインや知人のメールアドレスを装うことが多いです。

送信サーバーの違い:

メールは実際には攻撃者が制御するサーバーから送信されます。このサーバーのドメインは、送信元メールアドレス(ヘッダーFrom)に記載されたドメインとは異なります。

受信者側の認証不足:

受信者のメールサーバーが適切な認証技術(SPFDKIMDMARCなど)を使用していない場合、なりすましメールが検出されずに受信者の受信箱に届くことがあります。

SPF、DKIM、DMARCによる防止

これらの認証技術は、なりすましメールを防止するために開発されました。

SPF(Sender Policy Framework):

SPFは、ドメイン所有者が許可したメール送信サーバーのリストをDNSに公開する仕組みです。受信者のメールサーバーは、メールが許可されたサーバーから送信されたものであるかどうかを確認します。

DKIM(DomainKeys Identified Mail):

DKIMは、メールのヘッダーと本文にデジタル署名を追加し、送信ドメインがそのメールを実際に送信したことを証明します。受信者のメールサーバーは、この署名を検証して、メールが改ざんされていないことを確認します。

DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance):

DMARCは、SPFとDKIMの結果に基づいてメールの処理方法を定義し、なりすましメールの防止に役立ちます。DMARCポリシーは、DNSに設定され、メールが認証に失敗した場合の処理方法(例: 拒否、隔離、受信)を指定します。

なりすましメールの見分け方

メールヘッダーの確認:

メールヘッダーの詳細を確認し、送信元メールアドレス(ヘッダーFrom)と実際の送信メールサーバーのドメインが一致しているかをチェックします。

SPF、DKIM、DMARCの利用:

自分のドメインにSPF、DKIM、DMARCを適切に設定し、受信するメールにもこれらの認証技術が適用されているかを確認します。(gmailのヘッダー情報で確認することができます。)

不審な内容に注意:

メールの内容に不審な点がないかを注意深く確認し、特に個人情報の入力や金銭の送金を要求するメールには慎重に対応します。

まとめ

技術的に言えば、なりすましメールは、メールの送信元メールアドレス(ヘッダーFrom)に記載されたドメインと実際の送信サーバーのドメインが一致しない場合に発生します。SPF、DKIM、DMARCといった認証技術を使用することで、このようななりすましを防ぐことができます。メルマガ配信をする際は、なりすましメール対策を施してたメール配信システムご利用下さい。


送信元メールアドレス(ヘッダーFrom)についてのお話

2024-06-07 [記事URL]

昨今のメール配信においては、プロバイダー側での迷惑メール対策が強化されてきております。

そこで、皆様がメルマガを発行する際に送信元メールアドレス【ヘッダーFrom(Header-From)】は何を使用しているでしょうか。

フリーメールサービス(例: Gmail、Yahoo、Outlookなど)は、広く利用されており、そのドメイン(@gmail.com、@yahoo.com、@outlook.com)で使用できるメールアドレスを使用していないでしょうか。

メール配信システムを利用してメール配信を利用すると大抵は、メール配信システム会社のメールサーバーを利用することが多いと思い生ます。

その場合、送信元のメールアドレスで無料のメールアドレスを使用するとなりすましメールと判断され、迷惑メールフォルダに入る確率が高くなります。

メルマガ配信をされる方は、必ずドメインを取得(有料)して、メール配信をするようにしてください。

独自ドメインをお勧めする最大の理由は、SPF(Sender Policy Framework)DKIM(DomainKeys Identified Mail)DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)などのメール認証技術をカスタム設定をすることができるからです。

※ドメインを取得しないとSPFレコードなのどのメール認証技術は行えません。

メール認証技術をカスタム設定を行うことにより、送信したメールを迷惑メールフォルダに入ってしまうことを防ぎます。

※メルマガ配信者は、メールアドレスが存在しな等の配信不能のメール数は把握できますが、メールが迷惑メールフォルダに入ってしたかどうかを確認するこはできませんので、メールのクリック率等で、日々確認しながらメール配信を行ってください。


365日間、毎日1回ステップメール

2024-06-04 [記事URL]

ステップメールを配信する方の中には、365日間(毎日1回)ステップメールを配信する方もいらっしゃいます。

365日間、毎日1回ステップメールを配信するメリットはを8つ挙げてみましたので、参考にしてください。

1. 継続的な接触でブランド認知度を向上

毎日メールを送ることで、常に顧客の目に触れるため、ブランド認知度が高まります。日常的に情報を提供することで、顧客はブランドに親しみを持ちやすくなります。

2. 深い信頼関係の構築

定期的なコミュニケーションは、顧客との信頼関係を強化します。毎日価値ある情報を提供することで、顧客はブランドを信頼し、長期的な関係を築きやすくなります。

3. 継続的な教育と情報提供

顧客に対して製品やサービス、業界知識について継続的に教育することができます。これにより、顧客はより情報に基づいたな意思決定を行いやすくなります。

4. 購買意欲の維持と刺激

定期的に特典やセール情報、製品の使用方法などを提供することで、顧客の購買意欲を維持し、購買行動を促進することができます。

5. 顧客セグメントに応じたパーソナライズ

長期間のステップメールでは、顧客の行動データを基に、個々の興味やニーズに合わせたパーソナライズされた内容を提供することが可能です。これにより、顧客との関係性を高めることができます。

6. 長期的なコンテンツ提供

365日分のメールは、広範囲なトピックやコンテンツをカバーする機会を提供します。これにより、顧客はブランドに関連する様々な情報を受け取ることができ、興味を持ち続けることができます。

7. データ収集と分析

毎日メールを送ることで、多くの顧客データを収集できます。これにより、開封率、クリック率、購買行動などの分析が可能になり、マーケティング戦略の改善に役立ちます。

8. 顧客ロイヤルティの向上

定期的な接触と価値提供は、顧客ロイヤルティを高める重要な要素です。毎日メールを送ることで、顧客はブランドを信頼し、リピーターになりやすくなります。

具体的な例

教育セミナー: 毎日新しい知識やヒントを提供することで、受講者のスキルアップをサポート。
健康食品: 毎日の健康アドバイスやレシピを提供し、顧客の健康意識を高める。
ビジネスコンサルティング: 日々のビジネスアドバイスや成功事例を共有し、クライアントのビジネス成長を支援。

これらのメリットを活かし、適切な内容とタイミングでステップメールを配信することで、顧客との関係を深め、ビジネスの成功につなげることができます。


ステップメールの効果的な配信間隔

2024-05-24 [記事URL]

ステップメールはどの位の頻度で配信すればいいんだろう?』と思われるメルマガ担当者も多くいらっしゃると思います。

一般的なステップメールの効果的な配信間隔についてのアドバイスをいくつかお伝えします。

1. 目的に応じた間隔設定

・教育目的: 新しい情報やスキルを教える場合、最初の数通は2-3日の間隔で配信し、次第に週に1通のペースに落とすのが一般的です。

・販売目的: 販売を目的とした場合、最初の数通は1日おきに配信し、購入意思を高めた後は3-4日おきに配信するのが効果的です。

2. メッセージを伝えたい対象者の特性

・B2B(企業向け): 忙しいビジネスパーソンには週に1回程度の配信が適しています。過剰な配信は逆効果になる可能性があります。

・B2C(消費者向け): 消費者向けの場合、もう少し頻繁に配信しても問題ないですが、1-2日おきの配信が適しています。

3. コンテンツの質とボリューム

・メールの内容が重要で価値のあるものであるほど、頻繁に配信しても良いです。しかし、内容が薄い場合は間隔を空ける方が良いでしょう。

4. 分析と最適化

・配信後の開封率やクリック率を分析し、受信者の反応を見ながら配信間隔を調整することが重要です。A/Bテストを実施して、最適な配信タイミングを見つけるのも効果的です。

例としての配信スケジュール

1.最初のメール: 即日(サインアップ直後)
2.2通目: 1-2日後
3.3通目: 3-4日後
4.4通目以降: 週に1回

これらのアドバイスを基に、あなたのビジネスやターゲットに最も適した配信間隔を見つけてください。


入力フォームへのスパム登録の目的

2024-05-17 [記事URL]

入力フォームへのスパム登録を行う人たちの目的はいくつかあります。以下にその代表的な目的を挙げます。

1. 広告目的

スパムボットを使って大量のフォームに広告やプロモーションリンクを送信することを目的としています。これにより、スパマーは自身のウェブサイトへのトラフィックを増やそうとします。

2. リソースの浪費

スパマーは特定のウェブサイトのリソースを浪費させ、サービスの質を低下させることを目的としています。大量のスパム登録はサーバーの負荷を増やし、他の正規ユーザーの体験を悪化させることができます。

3. データの収集

登録フォームから集めたデータ(メールアドレスや個人情報)を他の目的で使用するために収集することがあります。このデータは、さらなるスパムメールの送信やフィッシング詐欺に利用される可能性があります。

4. 検索エンジン最適化(SEO)スパム

一部のスパマーは、他のウェブサイトへのリンクを大量に送信し、そのリンクの検索エンジンランキングを上げることを狙います。これを「リンクスパム」と言います。

5. アカウントの乗っ取り

スパムボットを使って大量のアカウントを作成し、それらを悪用する目的があります。例えば、ソーシャルメディアアカウントを作成し、偽情報を拡散することなどがあります。

6. サービスの悪用

一部のスパマーは、無料の試用版やプロモーションオファーを悪用するために大量の偽アカウントを作成します。これにより、正規のユーザーが利用できるサービスや特典が減少することがあります。

具体的な例

コメントスパム:ブログやフォーラムのコメント欄に大量のスパムメッセージを投稿し、自身のサイトへのリンクを掲載する。
登録スパム:ニュースレターやイベントの登録フォームに大量の偽の情報を送信し、サービスの信頼性を低下させる。
フィッシング詐欺:偽の登録フォームを作成し、ユーザーの個人情報を詐取する。

対策の重要性

スパム登録を防ぐことは、ユーザー体験を向上させるだけでなく、ウェブサイトの信頼性を維持し、リソースの適切な利用を確保するために非常に重要です。前述の対策を講じることで、スパムの影響を大幅に減らし、正規のユーザーに安心してサービスを利用してもらうことができます。

参考1)スパム登録とは?
参考2)スパム登録の防御策


入力フォームのスパム登録とは?

2024-05-16 [記事URL]

自分の知らないうちに、突然、入力フォームの登録者数が増加していることはないでしょうか。

これらの現象を一般的に、スパム登録と言われています。

スパム登録とは、悪意のあるボットや人間が、自動化された手段や意図的に虚偽の情報を入力して、フォームに大量の無効な登録を行うことを指します。これにより、正規のユーザーの登録が妨げられたり、サービスの質が低下したりします。

スパム登録に関する具体的な特徴をあげてみましたので、参考にしてください。

1. 不自然なデータ

ランダムな文字列:名前やメールアドレスが無意味なランダムな文字列で構成されていることが多いです。
例:名前が「asdfghjkl」やメールアドレスが「abc123@example.com」など。
パターン化されたデータ:特定のパターンを持つデータ(例:連続した数字やアルファベット)もスパムの可能性が高いです。

2. 高い送信頻度

・短期間に同じIPアドレスやメールアドレスから大量の登録が行われることが特徴です。
・短い時間間隔で複数回の登録試行が見られる場合もスパムの可能性があります。

3. IPアドレスの異常

・スパム登録は特定の国や地域から集中して行われることがあります。
プロキシやVPNの使用:スパムボットはIPアドレスを隠すためにプロキシやVPNを使用することが多いです。

4. メールアドレスの異常

フリーメールの使用:無料のメールサービス(例:Gmail、Yahoo、Outlook)を使用することが多いです。
使い捨てメール:一時的な使い捨てメールアドレス(例:Mailinator、10minutemail)を使用することもあります。

5. 同一内容の繰り返し

・登録内容が全く同じ、もしくは非常に似通っていることが多いです。
・特にコメントスパムやフィードバックフォームでは、同じメッセージが複数回送信されることがあります。

6. ユーザーエージェントの異常

・スパムボットは特定のユーザーエージェントを使用することが多いです。これらのエージェントは通常のブラウザと異なり、スクリプトやプログラムによるアクセスを示します。

7. 登録時の異常な動作

高速な入力:人間には不可能な速度でフォームが入力されることがあります。
JavaScriptの無効化:ボットはJavaScriptを無効にして動作することが多く、そのため特定のJavaScript検出技術で発見できる場合があります。

※スパム登録された情報はリストから直ちに削除して下さい。

参考1)スパム登録防御策
参考2)スパム登録の目的


入力フォーム「登録者数の上限」と「受付終了日時」

2024-05-15 [記事URL]

入力フォームの「登録者数の上限」と「受付終了日時」の設定は、イベントやサービスの登録プロセスをより効果的に管理するための重要な機能です。以下に、その役に立つ使い方について説明します。

登録者数の上限

利用シナリオ:
・イベント管理:限られた席数や資源がある場合、登録者数を制限することで過剰な応募を防ぎます。
・サービス提供:特定の数のユーザーにのみサービスを提供したい場合。

使い方:
1.上限設定:フォームの設定画面で「登録者数の上限」を指定します。例えば、50人までのイベントであれば、上限を50に設定します。
2.リアルタイム確認:ユーザーが登録するたびに現在の登録者数を確認し、上限に達した場合は自動的に登録を締め切ることができます。

受付終了日時

利用シナリオ:
・イベント管理:事前準備が必要な場合、適切なタイミングで受付を終了することで計画を円滑に進めます。
・プロモーション:限定キャンペーンや特典付きサービスの受付を特定の期間に限定したい場合。

使い方:
1.終了日時設定:フォームの設定画面で「受付終了日時」を指定します。例えば、イベントの前日までに登録を締め切りたい場合、その日時を設定します。
2.自動締め切り:指定した日時が過ぎると自動的に受付を終了し、ユーザーには登録が締め切られた旨のメッセージを表示します。

具体的な設定例

例えば、2024年6月30日に開催されるセミナーで、登録者数を100人に制限し、受付を2024年6月25日17:00に締め切りたい場合の設定は次のようになります:

1.登録者数の上限:100人
2.受付終了日時:2024年6月25日17:00

メリット

・管理の簡素化:登録数や受付期間を自動管理することで、手動での管理負担を軽減します。
・ユーザーエクスペリエンス向上:上限や終了日時を明確に提示することで、ユーザーにとっても安心して利用できる環境を提供します。
・効果的なリソース配分:リソースの無駄を防ぎ、適切な人数や期間でサービスを提供できます。

これらの設定を活用することで、イベントやサービスの管理をより効率的に行うことができます。


ステップメール設定の最適な方法と頻繁に発生する問題への対処法

2024-04-25 [記事URL]

ステップメールを設定する際の最適な方法とステップメールで直面して、頻繁に発生する問題への対処法をあげてみました。

ステップメール設定の最適な方法

1. 明確な目標の設定

ステップメールキャンペーンを開始する前に、何を達成したいのかを明確にします。例えば、リードの生成、顧客教育、売上の増加などの目標が考えられます。目標が明確であればあるほど、キャンペーンの方向性と評価基準が明確になります。

2. メッセージ配信対象者の細分化

顧客データベースを利用して、異なるニーズや興味を持つ顧客グループにメッセージをカスタマイズします。これにより、各グループに最も適切なメッセージを送ることができ、忠誠心と変換率を高めることが可能になります。

3. 適切な間隔とタイミングの設定

メールの送信間隔は、顧客が圧倒されないようにしつつ、かつ関心を失わせない程度に設定することが重要です。通常、最初の数通のメールは比較的短い間隔で送り、その後は徐々に間隔を広げていきます。

4. パーソナライゼーションとセグメンテーション

メールコンテンツを個々の受信者の興味や行動に基づいてパーソナライズすることで、関連性と反応率を向上させます。また、顧客の行動やデモグラフィックに基づいてセグメントを作成し、それぞれに適したコンテンツを提供します。

5. 継続的な監視と調整

キャンペーンの各ステップを定期的にレビューし、開封率やクリック率などのメトリクスを分析します。これにより、必要に応じてメールのコピー、デザイン、CTA(Call to Action)の最適化が可能になります。

頻繁に発生する問題への対処法

1. 低い開封率

対処法: メールの件名を魅力的にし、受信者の好奇心を引く内容にします。またトライ&エラーを何度もを行い、どのメールの件名が最も効果的かを確認します。

2. 高い退会率

対処法: メールの頻度を見直し、受信者がメールを受け取る頻度を自分で調整できるようにします。また、メールの内容の価値を高め、受信者にとって有益な情報を提供しているかどうかを再評価します。

3. スパムとしてマークされる

対処法: テスト配信を実施し、迷惑メールフォルダに入らないとを確認します。そして、配信を希望しない受信には、速やかに退会してもらえるようにメール本文内に配信拒否フッターを必ず挿入します。(受信者に迷惑メール報告をされることを防ぎます。)また、ダブルオプトインを導入し、受信者が明確に通信を希望していることを保証します。

4. セグメントエラー

対処法: データのセグメント分けを定期的に見直し、エラーや不整合がないかをチェックします。顧客データベースを常に最新の状態に保ち、間違ったターゲットにメールが送信されることがないようにします。

これらのベストプラクティスと対処法を適用することで、ステップメールキャンペーンの成功率を大幅に向上させることができます。


メール配信によるQRコードの効果的な活用方法

2024-04-17 [記事URL]

QRコードメールを利用してQRコードを活用する方法は、顧客との深いつながりをもった関係性を高めると同時に、メールマーケティングキャンペーンの成果を向上させる効果的な手段です。以下に、具体的な活用例をいくつか紹介しますので、是非参考にして下さい。

1.オンラインストアへの誘導

メールにQRコードを含めることで、顧客を特定のオンラインストアや商品ページに直接誘導できます。これにより、メールを開封した顧客がすぐに購入手続きに進めるようになり、コンバージョン率の向上が期待できます。

2.特別オファーやクーポンの提供

メールで送信されたQRコードをスキャンすると、割引クーポンや限定オファーが利用できるようにします。顧客はメール内のQRコードを使って、簡単に割引を享受できるため、購買意欲が刺激されます。

3.イベントへの参加登録

イベントの案内メールにQRコードを掲載し、受信者がそのQRコードをスキャンすることで直接イベントの登録ページにアクセスできるようにします。手間を減らすことで、イベントへの参加意欲を高めることができます。

4.顧客アンケートの実施

顧客満足度を測るためのアンケートやフィードバックのリンクをQRコードで提供します。メール受信者はQRコードをスキャンするだけでアンケートに回答できるため、応答率の向上が見込まれます。

5.マルチメディアコンテンツへのリンク

製品紹介動画やチュートリアルへのリンクをQRコード経由で提供します。顧客はQRコードをスキャンすることで、より深い情報を得ることができ、製品への関心を深めることができます。

6.会員登録の促進

ロイヤルティプログラムやニュースレターの会員登録ページへのリンクをQRコードで提供します。このアクセスの簡便さは、新規登録の障壁を下げ、より多くの登録を促進します。

7.プライバシーポリシーや利用規約へのアクセス

メール内で提供されるサービスやプロモーションに関連する法的文書へのリンクをQRコードで簡単にアクセスできるようにします。これにより、透明性を高め、顧客の信頼を得る助けとなります。

これらの方法を通じて、メールマーケティングの効果を最大化し、顧客と深いつながりをもった関係性を促進することができます。各キャンペーンの目的に応じて適切なQRコードの利用法を選択することが重要です。

メール商人QRコード生成機能

メール商人では、任意のURLを入力して、QRコードを生成させる機能を用意しています。また、入力フォームを作成すると、入力フォームのURLが自動的に作成され、QRコードも生成されます。是非ともメールマーケティングの促進に役立て下さい。


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