メール本文の1行あたりの長さを1000バイト以内にする

メール本文の1行あたりの長さを1000バイト以内にする

2024-08-05

RFC(Request for Comments)では、メール本文中の1行の長さを1000バイト以内にするように記載されています。

※RFC(Request for Comments)は、インターネットやネットワーク技術に関する標準や仕様、ベストプラクティスを定義する公式文書のことです。

電子メールの書き方を規定しているRFC5322では、「改行(CRLF)を除いて、1行は998文字を超えてはならない」と規定していて、電子メール転送のための基本プロトコル(SMTP)を規定しているRFC5321でも、「改行(CRLF)を含む1行の最大長は1000オクテット(=1000バイト)である」と規定されています。

GmailやAppleが公開しているベストプラクティスでは、メール本文の1行の長さについての明記はございませんが、RFC5322に準拠したメールで配信を行うよう記載されています。

また、携帯キャリア各社でも配信されるメールがRFCに準拠していることが大前提となり、特にDocomo宛のメールに関しては、メール本文中の1行の長さが1000バイト(998文字)を超えると、エラーとなり、正常に配信が行われません。

他のキャリアでもメール本文中の1行の長さが1000バイト(998文字)を超えると、部分的にメールの文章が文字化けしていまいます。

特に、エディタを利用してHTMLメールを作成する場合は、ソースコードが長くなる場合がございますので、ご注意下さい。

※Shift_JISエンコーディングにおいて、英数字(アルファベットや数字、一般的な記号)は1文字あたり1バイトを使用します。したがって、英数字のみの場合、1000バイトは1000文字に相当します。

このように、正常に配信が行われない宛先も出てきますので、メール本文中の1行の長さは1000バイト(改行含む)以内で配信を行うよう心がけましょう。



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