RFC 5322の正式名称は「Internet Message Format」

RFC 5322について

RFC 5322は、インターネット電子メールのフォーマットを定義するための標準文書です。正式名称は「Internet Message Format」であり、メールヘッダーとメール本文の構造を規定しています。以下に、RFC 5322の主要なポイントをわかりやすく説明します。

RFC 5322の目的

RFC 5322は、電子メールの形式を統一し、異なるシステム間での互換性を確保するために作成されました。この標準に従うことで、電子メールが正しく送受信され、表示されることが保証されます。

メールの構造

RFC 5322は、電子メールを以下の2つの主要部分に分けています:

ヘッダーセクション:

メールの送信者、受信者、件名、送信日時などのメタデータを含む部分です。
各ヘッダーフィールドは「フィールド名: 値」という形式で記述されます。

主要なヘッダーフィールドには以下のものがあります:

From: メールの送信者のアドレス
To: メールの受信者のアドレス
Subject: メールの件名
Date: メールの送信日時
CC: カーボンコピーの受信者のアドレス
BCC: ブラインドカーボンコピーの受信者のアドレス
Message-ID: 各メールに一意の識別子

※ヘッダーが重複しているとメールがブロックされます。

本文セクション:

実際のメールの内容が書かれる部分です。
テキスト形式で記述され、複数行にわたる文章やデータを含むことができます。

重要なポイント

形式の厳密さ:RFC 5322は、ヘッダーフィールドの書式や順序について厳密なルールを定めています。これにより、異なるメールサーバーやクライアント間での互換性が維持されます。

拡張性:新しいヘッダーフィールドを追加することが可能で、追加の機能や情報を提供するために利用できます。
エンコード:本文セクションはテキスト形式ですが、添付ファイルやマルチメディアデータを扱うためのエンコード方法(例えば、Base64やQuoted-Printable)もRFC 5322と関連する標準で定義されています。

※RFC 5322に準拠していないメールを送信すると、ブロックされます。

RFC 5322の意義

RFC 5322は、現代の電子メールシステムの基盤を成す重要な標準であり、メールの送受信における信頼性と互換性を確保するために不可欠なガイドラインを提供します。この標準に従うことで、ユーザーは確実にメールを送受信できる環境を享受できます。

[バックナンバー]     [30日間 無料トライアル ]


PAGE TOP

メール商人
資料請求
特別レポート
ネットde成幸道場



0120-560-726
受付時間:平日10:00-18:00

プライバシーマーク

掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを禁じます。
コンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを発見した場合は予告無く通報します。




MENU

CONTACT
HOME