メール商人

読まれるビジネスメルマガの条件

2014-03-04 [記事URL]

3911011_S-thumb-130x130-321前2回にわたり「商品特性別のメール配信の目的とコンテンツ」をテーマにコメントしました。

ビジネス用途で取り組むメルマガでは、商品特性によりその目的もだいぶ変わります。

そもそも「何のためにメルマガを配信しているのか?」をしっかり抑えておかないと、途中から「メルマガ配信のためのメルマガ」というような本末転倒なことになりかねません。

せっかく時間をかけて取り組むわけですから、目的をしっかりおさえた上で取り組んでいただきたいと思います。

関連記事↓
メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)
メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(2)

さて今回は、メルマガに取り組むにあたって、どうすれば「読まれるビジネスメルマガになるのか?」という点を考えてみたいと思います。

というのも、いくら目的をふまえて取り組んでも、そのメルマガを読んでもらえないことには、目的を達成することはできないからです。(あたり前ですが・・)

それで「読まれるビジネスメルマガとは?」を考えるにあたっては、逆説的なアプローチになりますが「読まれないビジネスメルマガとは?」を考えてみるといいように思います。(その逆をやればいいので・)

そこで読まれないビジネスメルマガの条件をピックアップしてみると・
(1)許諾を得ていないスパムメール
(2内容の乏しいセールス中心のメルマガ
(3)信頼性の乏しいメルマガ
(4)デザイン性に欠け、文章も読みにくいメルマガ

このあたりが読まれないメルマガの代表的なものでしょうか。
(自省することしきりです(>_<) )

■読まれるビジネスメルマガの条件

前述したものが読まれないメルマガの条件であれば、これと逆のメルマガにすれば読まれるメルマガの条件を備えることになります。(以下に矢印(→)で反対条件を記述)

(1)許諾を得ていないスパムメール → 許諾の得られたメルマガ

当然ですが、メール配信にあたっては読者から許諾を得てから配信しましょう。

許諾を得るにあたっては(登録時においては)、そのメルマガの内容や発行周期などをしっかり書いて、読者との認識のずれをなくすようにすることが大切です。

また、簡単にオプトアウト(配信解除)できるようにしておくこともポイントです。

因みにメール商人では、簡単にオプトアウトできるよう配信解除フォームや、1クリックするだけの解除機能をつけています。

(2)内容の乏しいセールス中心のメルマガ → 付加価値の高いメルマガ

‘売り’ばかりの内容にせず、書き手の独自視点や、読者に役立つ情報を要所に盛り込んだ付加価値の高いメルマガにしましょう!

例えば新商品の告知をするのであれば機能の羅列ばかりでなく、プロとしてのアドバイスや留意点などを率直に書くことにより信頼感も増します。時には販売する商品にとって不利益な情報も含めて書く姿勢を持つことも必要です。

読者の求める情報になっているかは、メール内のランディングページのクリック率など各種測定データを参考に、都度改善をしていただければと思います。(メール商人では、メールの測定機能を充実させています)

(3)信頼性の乏しいメルマガ → 信頼性の高いメルマガ

信頼を得るためには、どの会社が発行しているかという点も重要ですが、それ以上に「どういう人物が書いているか?」という点は信頼を得る上で重要です。

特に大手企業でない会社が発行している場合は、このポイントが高いと思います。その意味で発行者の個人ブランドの確立という視点も必要でしょう。

個人ブランドと言ってもあまり大袈裟に考えず、許される範囲で自己開示をして、読者に安心・親近感を持ってもらうことを心がけていきましょう。

(4)デザイン性に欠け読みにくい→ デザイン性が高く読みやすいメルマガ

どんなに書かれた内容が優れていても、デザイン的に素人っぽいと読者は読む前に引いてしまいます。

そのため一度デザイナーやその分野のプロに相談してテンプレートを作ってもらうことをおすすめします。(メール商人ではヘッダーやフッターを簡単にテンプレート化できますし、目的に応じたHTMLメールテンプレートを豊富にご用意しています)

またどんなにデザインがよくても内容が稚拙だったり、読みにくいとやはり読者離れをおこしてしまいます。

内容についてはその商品を扱っているわけですから、それなりの付加価値をつけて書くことは可能と思います。

あと書き方ですが、ライティングが苦手な人はある程度の経験が必要と思います。ライティングスキルはメルマガに限らずWebマーケティングにおける必須スキルの一つです。

「習うより慣れよ」ではないですが、何回か取り組む過程で自分流のスタイルを確立していって欲しいと思います。(いずれ本講座でもライティングをテーマに取りあげようと思います)

—————-

以上が、読まれるメルマガの条件ということになります。

これ以外にも’件名’の付け方とか、細かいポイントはいくつかありますが、大枠の抑えどころとしては上のポイントを意識して取り組んでいただきたいと思います。

「言うは易く行なうは難し」ではないですが、すぐ簡単に理想のメルマガにはならないでしょうが、取り組む価値は充分にあります。

ぜひ積極的にチャレンジして欲しいと思います。

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(2)

2014-01-09 [記事URL]

前回はビジネス目的での「メルマガ」をテーマに、メルマガの目的とコンテンツをどのように使い分けたらいいのか・・をテーマにコメントしました。

商品特徴が違えば、必然的にメルマガ配信の目的も変わります。前回の講座では、商品特徴として’説明を要すソリューション商品’を中心に説明しました。

前回記事→ メルマガコンテンツは商品カテゴリで使い分ける(1)

さて、今回は前回とりあげたソリューション商品に比べて説明の必要性が少ない、「いわゆる一般的な商品」を扱う場合のメルマガ配信の目的とコンテンツについて考えてみたいと思います。

■商品特性による分類

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商品特徴を分類分けするにあたって、ここではX軸に「説明が必要な商品か否か」 Y軸に「 少品種か多品種か 」で考えています。

【Bに分類される商品(説明不要で少品種) のメルマガ】

このカテゴリに属する商品は、それほど説明を必要としない一般的な商品で、品数をあえて絞った商品を扱っているケースを想定しています。

例えば洋服や靴のビッグサイズ(XL以上など)専門ショップや、手に入りにくい並行輸入商品を扱っているケースなどです。
これらの商品は一般的に’手に入りにくい’または’希少性’が高い商品です。

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こういう商品を扱ってい場合にメルマガで何を目的として書いたらいいか? という点を考えてみます。

これらの商品を扱っている場合、大切なのはそのショップの世界感やこだわりを伝えることです。

また、このカテゴリ商品のメルマガでは 「商品がここにあることを知ってもらう」 「このショップはどういう分野に強いのかを知ってもらう」ことも大きな目的になります。

「へー、こんなラージ専門靴ショップがあったのか、 便利!」 「デザインへのこだわりが強烈なノーブランド服ね・ どれどれ・・」 と知ってもらうことが大きな目的になるわけです。

ソリューション商品に比べて説明が少なくてすむ商品なので、比較的早い段階でメルマガでも販売はできます。

ただ商品陳列だけのいわゆるチラシ式メルマガだけでは読者は引いてしまいます。

折に触れ’どういう分野に強いのか’ ’どういう点にこだわっているのか’ などを知らせていく努力が必要です。

希少性の高い商品ですから’どういう分野に強いショップ’か ’こだわりの世界観’ が共感してもらえれば、必然的に販売に結びつきやすい商品と言えます。

また、販売者がその分野の専門家である点を認識してもらうことや、親しみ易さなどを演出することもポイントになります。 

【Dに分類される商品(説明不要で多品種) のメルマガ】

このカテゴリ分野は、雑貨や家電など一般的な商品で品揃え豊富な商品を扱っているケースです。

このカテゴリ商品のメルマガでは、基本的には「商品を購入してもらう」ことが大きな目的になります。

ただ品揃え豊富で、一般的に知られた商品を扱うメルマガでは、チラシ型のメルマガになり易いきらいがありますので注意が必要です。

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単なる商品の陳列型のメールだけでは読者は引いてしまいます。

この分野のメルマガでは、「一押し商品」を有効活用しましょう。

数ある商品の中から「一押し商品」をあえて絞り込んで、注意を喚起するわけです。(テレビショッピングでおなじみのジャパネットたかたさんの’今週の一押し商品’的な訴求ですね(^^;) )

「いま話題沸騰の○○が今年の最安値で提供を開始します・詳しくはこちら」という感じで、ホームベージに誘導をしてホームページでセールスしていきます。

このカテゴリでは商品がどんなものかは、お客さんも大体わかっていますので、メルマガには商品名やカンタンな説明を載せるだけで構いません。

むしろ強調すべきは、お客様の”お得感”です。

一押しの根拠として他店よりも価格が安いことや、送料無料などのお得情報を強調することにより訴求していきます。

安さの他にも、「売出し期限」を設定したり、「このメルマガ読者のみ、○名様まで!」などの限定感をアピールしたりして、なるべくいま購入するメリットを訴求していくことも効果的です。

つまり、お客様が「いま買う理由」を自分で納得できるようにしてあげるわけです。

もちろん「お得感・いま買う理由」を納得してもらうのに、キャンペーンやクリスマスなどの季節に絡めた販促イベントなどを仕掛け、メルマガに掲載していくことも効果的なのはいうまでもありません。

また、工夫点としては全てをメルマガで完結しようとせず、ホームベージとの連携をすることもポイントになります。

メールで注意喚起して、呼び込んだホームベージの中で、アップセルやクロスセルをして購入単価をあげていく工夫をしていくといいでしょう。

——-

商品カテゴリ別のメルマガの目的とコンテンツについて、2回に分けて取りあげましたが、イメージしいただけましたか?

どの分野についても共通して言えることは、メルマガをビジネスで書いていく以上、その目的とアウトプットをしっかり認識して取り組むことが必要です。

そしてそのアウトプットに対して、いわゆるPDCAをサイクルを回して常に改善に取り組んでいく姿勢が必要です。

そうすることにより、メルマガはあなたのビジネスを強力に後押ししてくれるメディアと成長していってくれると思います。

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう!

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


【 セミナー 】 コンバージョンするメールマガジン

2012-11-12 [記事URL]

弊社イーエムズィーの神田良治が、(社)全日本SEO協会さん主催のセミナーでメールマーケティングをテーマに講演をさせていたくことになりました。

セミナータイトル・
『集めた見込み客を逃さない コンバージョンするメールマガジン』

タイトル通り「 ビジネス現場でのメルマガ活用 」がテーマで、東京(11/27) と 大阪(11/29)の 2会場で開催されます。

全日本SEO協会さんは、SEO(検索エンジン最適化)による集客をテーマとして活動されている組織ですが「集客後のコンバージョン」が大きな課題としてあります。

といいますのも、いくら集客をしても最終目的であるコンバージョンがなければ集客の意味が低くなる、と認識されているからです。

そのコンバージョン改善にあたってはいくつかの要因がありますが、Mailの活用法が一つのキーとなると考え、今回のセミナー開催をされることになりました。

今回のセミナーでは、弊社の今までの経験やユーザーさんのサポートを通して学んできたノウハウをベースに、

「どうしたらMailを活用して高いコンバージョンを獲得できるのか」、という点を具体的にお話をさせていただきます。

ウェブサイトを運営されていて、次のような課題をお持ちの方には参考にして頂けると思います。

・コンバージョンがなくて困っている方
・お客様とのコミュニケーションに課題をお持ちの方
・メルマガを配信されているが効果を実感できていない方

お申込みと詳細:こちらのページでご確認ください。

みなさんのご参加をお待ちしています。


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