付加価値の高いメルマガを書くには?
先の「メール配信講座」で「読まれるビジネスメルマガの条件」というテーマをとりあげ、そのポイントの一つとして‘読者にとって付加価値の高いコンテンツを書く必要性’をコメントしました。
今日はこのあたりをもう少し踏み込んで考えてみたいと思います。
■読者にとっての付加価値とは?
ここで考えてほしいのは、「読者(見込み客・読者)にとっての付加価値とは何か?」という点です。 この点がクリアにならないと付加価値の高いメルマガにはならないと思うので・・
この「付加価値をつける」という表現も抽象的で、具体的にどんなことをつけ加えたらいいのでしょうか・・?
辞書的にいえば 「本来あるべき価値に、何か別の価値を与える」 ということになりますが、この説明でもよくわかりません・・・(^^;)
そこで少し卑近な例になりますが、例えば弊社のシステム「メール商人」を例に考えてみましょう。
メール配信システムですから、本来的な価値といえば配信するための機能やスペックということになります。
機能一覧はこちらになりますが、これらの機能やスペックをメルマガでいくら伝えられても、一般的にはピントこない、いかにもつまらない内容になりますよね・・
そこで「付加価値」の出番です。
例えば・・「○○さんがのぞむ成果をあげるためには、グループ作成機能で△△の条件にあうグループリストを作成して、□□なタイミングで配信をすれば高い成果をあげられます!」
というような読者が気がつかなかったような効果的な使い方を伝えることにより、メルマガの価値を見いだしてもらいます。
このような付加価値を提供するにあたっては、読者がどういう人か、つまり「どういう属性の人で、どういう価値観をもった人か」ということを把握しておく必要があります。
というのも読者がどういう人なのかわからなければ、望む成果や利用シーンが想像できないからです。(※読者をより深く知る方法は、少し長くなるので別の機会に取りあげようと思います。)
■商品を主語にせず顧客を主語にする
「そんなことは百も承知」といわれそうですが、意外と読者視点が抜け落ちた、独りよがりなメルマガになりがちなのも事実です。
ユーザー目線でみる事の大切さは昔からいわれていることですが、わかってはいても、意外と自分(自社)主体のメッセージになりがちなものです。(自戒を込めて・・)
メルマガを付加価値の高いものにするためにお勧めなのは、日頃の会話や思考を「商品を主語にせず、顧客を主語にする」くせをつけることです。
先の例でいえば、「メール商人は・・こんな事もあんな事もできる」と考えるのでなく、
「○○な課題をもつ読者は、○○な機能を使うことにより、こんなふうに課題解決できる」というような顧客を主体とした考え方をする、ということです。
その思考の延長上に、顧客にとって付加価値の高いメッセージが表出してくるのだと思います。
と、顧客主体の思考法といっても一朝一夕にはいかないでしょうから、日頃からこの点をできるだけ意識して取り組んでいって欲しいと思います。
そのような思考を日頃から心がけることにより、皆さんのメッセージも付加価値の高いものに徐々に変化していくものと思います。
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それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/
執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」