前回は、まぐまぐでメルマガを配信した場合、読者のデータ(氏名やメールアドレス)がを知ることができない。
そのため読者ごとのニーズに応えたきめ細かなフォローができない。
そこで、いかにしてまぐまぐの読者を自分の顧客(会員)リストに移行させ、顧客のニーズに合ったサービスの提供を可能にすることができるか?
が、課題でした。
今回は、ロックノーブルで実際に行い、成果を上げた方法を2つご紹介します。
1.まぐまぐのメルマガ過去履歴をまぐまぐ上で公開するのを辞め、ロックノーブルのHP内に設けた。
まぐまぐで配信したメルマガは、その過去履歴(アーカイブ)をまぐまぐ内に公開できるようになっています。
このアーカイブをまぐまぐ上での設定を非公開としました。
そして、メルマガの内容を連載ものに企画変更しました。つまり、メルマガの内容を深く理解するには、1回のメルマガだけでは不十分で連載しているメルマガ全部を読む必要があるものにしたのです。
こうして、過去に配信したメルマガを保存しておく価値があるものにしました。
その上でまぐまぐ上では、過去のアーカイブが閲覧できず。過去配信のメルマガの内容を確認したければ、ロックノーブルのHPにアクセスして閲覧しなければならないようにしたのです。
また、過去履歴を閲覧するには、ロックノーブルで氏名とメールアドレスを登録しなければならないようにしました。
これにより、まぐまぐの読者の40%近くが、過去履歴閲覧のためにロックノーブルに登録してくれました。
つまり、まぐまぐで配信している読者の40%の氏名とメールアドレスを把握することが可能になったのです。
2.新しいメルマガ「インターネット虎の巻」を新設
まぐまぐで配信しているメルマガとは別に「インターネット虎の巻」をロックノーブルで独自配信しはじめました。
まぐまぐのメルマガよりも、より内容が濃く充実したメルマガとして「インターネット虎の巻」をまぐまぐの読者に告知しました。
そして、1カ月後にはまぐまぐのメルマガを廃止して、「インターネット虎の巻」1本のみを配信することを告げました。
このことにより、まぐまぐからインターネット虎の巻にほぼ8割近くが登録してくれました。
こうしてインターネット虎の巻は、スタートしてすぐに約12,000人もの読者を得ることになります。
ここで覚えておいていただきたいのは、ここまでのプロセスの中で、広告宣伝はヤフーのビジネスエクスプレスに費やした5万円のみである点です。
投じた金額だけで考えれば、5万円で12,000人のリストを構築したのですね。
でも、おわかりのようにリスト構築に必要なのは、お金以上にアイデアなのです。
アイデア次第で、リストを簡単に増やすことができるのですね。
こうして氏名やメールアドレスを自社で把握できる会員リストをもったことで、ロックノーブルのブランディング構築とビジネスの展開が非常にやりやすくなりました。
そして、この後、実際にメールを用いた販売で成功していくのですが、そのために重要なテクニックがいくつかあります。
例をあげると、それらはアフィリエイトマーケティング、効果測定、ブログ&RSS・・・・といったものです。
これらテクニックの詳細と実際の活用法については、次回より順次ご紹介することにします。
ロックノーブルの成功は、マーケティング施策を講じる上で重要なシステムを構築したことがポイントです。
なるべくレバレッジを効かせて、効率よく、そして効果的に成果を上げるには、自動化できるところは自動化し、さらにインターネットの特質を生かした仕組みづくりがキーになります。
仕組みとは、つまりはツールです。
わたしたちは、ネットビジネスで確実に成果をあげるためにロックノーブルやクライアントへのコンサルティングを通して、さまざまな方法を実施し、試行錯誤を繰り返しました。
そうした試行錯誤の結果、インターネットビジネスで成果を上げるために欠かせない機能がわかってきたのです。
そして、その機能を1つのツールにまとめたのが「メール商人」です。
現在、メール商人は一般向けに販売していて、現在約380社の企業および個人事業主の方にご利用いただいています。
メール商人には、次回以降のメルマガで紹介するテクニックとそれを実践する際に必要なシステム要件、工夫したアイデアが総括されたツールです。
ある意味、メール商人の機能を知れば、インターネットビジネス成功のコツが、大まかに見えてきます。