多くの企業は、販促の手段として「まぐまぐ」などの無料メルマガ配信スタンドなどで配信できるメルマガを活用していますが、成果を上げているサイトは少ないようです。
それはなぜか?
「まぐまぐ」を使ったメルマガで、何かを販売しようとするときに、1つ大きな欠点があります。それは、どうしても不特定多数を相手にしたメルマガ配信となるため、個別のメールアドレスがわからず、またお客さまの反応なども個別に把握することができないので、販売ツールとしてはいまひとつなのです。
「まぐまぐ」などを使ったメルマガ配信をもっと効果的にするには、メルマガ読者を見込客とせずに、準見込客とみなし、その準見込客の獲得ツールとして位置づけるようにしましょう。
「まぐまぐ」を使って配信するメルマガは、あくまでも、読み物を伝えること.........のみに専念し、それ以外(メルマガ読者とのコミュニケーション、自分の情報商材の紹介)の目的では使用しないようにします。いきなり、メルマガ読者が商品を買うという顧客層ではないことを認識しておいてください。
それから、もう1つ重要なことがあります。
準見込客である読者のメールアドレス情報を「まぐまぐ」ではなく、自社で管理・アクセスできるようにすることがポイントです。
つまり、お客さまが求める「情報」を把握するためにも、パーソナライズしたメールを送れる状態にすることが、マーケティング上もっとも大切なことだからです。(パーソナライズメールは第6の法則参照)
そこで、読者のメールアドレス獲得を実践しているロックノーブル社の方法を紹介します。
一昔前までは、「まぐまぐ」の登録フォームと連動させてそのメールアドレスを取得するメール配信ツールが多く出回りましたが、現在では禁止事項になっています。
では、どうしたら「まぐまぐ」読者を自社サイトのデータベースに移すことができるのでしょうか?
答えは簡単です。
「まぐまぐ」読者に対して、無料のオファーを提供し、自社サイトに誘導します。
そのページには見込客獲得用の登録フォームが設置されていますので、「まぐまぐ」読者の中でそのオファーに興味を示した人は、自社のデータベースへと移行されていきます。
ただし、全ての「まぐまぐ」読者が自社へ移行するわけではありません。
前述のとおり、「まぐまぐ」の読者は元々「読み物を読みたい」と思って登録している準見込客ですので、その無料オファーに反応しない人もいることでしょう。
また、「まぐまぐ」読者を自社データベースに移行する方法としてもう一つあるのが、バックナンバーを使った誘導です。
「まぐまぐ」などのメルマガ配信スタンドでは、配信したメルマガのバックナンバーを表示するかしないかの設定をすることができます。
ここではバックナンバーを非公開にして、自社のサイト内にバックナンバーページを用意します。そして、「まぐまぐ」読者には、「バックナンバーをお読みになりたい方はこちらから会員登録を行ってください」という形で、自社サイトに誘導します。
こうすることで、読者の氏名とメールアドレスを自社のデータベースに獲得できます。なので、いつでもメルマガ読者に直接、個別にアプローチすることができます。しかも、オファーに反応した人やバックナンバーを読みたいという人なので、御社にとっては有望な見込客となります。
行動するという「痛み」を伴っても情報を得たいという人ほど、あなたの商材に対して購入する確率の高いお客さまだということが分かります。
さらに、パーソナライズ(対象を特定)した個別メールと不特定多数に配信したメールでは、その反応率が大きく異なることは容易に想像がつくはずです。