メール商人

ボトルネックを改善しよう!

2014-07-17 [記事URL]

メール配信以前の講座「販売プロセスにそったメール配信」の中で、『ビジネス用途でメール配信する場合、販売プロセスに沿ってメール配信することが重要』とコメントしました。

webマーケティングで高い成果をあげるためには、集客から販売までの「プロセス設計」をしておくことが必要です。今回は、そのプロセスにおいて最大のキーとなる「ボトルネック」について考えてみたいと思います。

■ボトルネックは必ず存在する?

ボトルネックといってもピンとこなかったり、メール配信と何か関係があるのか?といぶかしく感じられるかもしれません・・。ですがボトルネックは、マーケティング全体の成果に大きく影響を及ぼします。

日頃、このボトルネックを意識してマーケティングに取り組むのと、漠然と取り組んでいるのとでは、長期的に見れば大きな開きになります。

「ボトルネック」は言葉の通り、瓶のきゅっと締まった首の部分です。

p_botolneck.jpg瓶の中に入った水や砂などを外にだす場合「ボトルネックが全体の排出量を決定する」ということから命名された用語です。(ボトルネックが狭くなるほど排出量は少なくなる)

この点はとても重要なポイントで、いくら他のプロセスが順調でも「最も生産性の悪いプロセスが全体の成果を決める」ということです。(これを考えると’ゾッ’とします)

工場などでは上流工程の部材の投入量から、下流の完成品数量などをみて、歩留まりや工程上にボトルネックが存在しないかをチェックして、工程を改善していきます。

この概念を、ふだん皆さんが取り組んでいるwebマーケティングのプロセスにもあてはめて考えてみてほしいのです。

webマーケティングでは、一般的に次のようなプロセスを経るケースが多いと思います。

集客 → 見込み客獲得 → 見込み客フォロー → 販売 →新規購入(第一目標) → 顧客フォロー →リピート購入(第二目標) → 顧客紹介

マーケティングプロセス


仮に、集客は順調なのに、第一目標や第二目標に対する実績が計画を下回っている場合、どこかのプロセスにボトルネックが存在している可能性があります。

このボトルネックを認識するためには、感覚でなく数値による把握が必須です。

集客数の把握はもちろん、ホームページの回遊状況、見込み客の獲得数、フォローメールの反応率、セールスメールの反応率などをチェックして、どこがボトルネックになっているのかを各プロセス毎に把握する必要があります。

そして、ボトルネックをひとつゝつぶしていくわけです。(ボトルネックが複数存在するケースもあります)この調査・分析にあたっては、ある意味、工場長のような視点が必要となります。

因みにメール商人では、その工場長(webマスター)の少しでもヘルプになるように、効果測定機能を充実させてきました。

たとえば、

メール内に挿入されたランディングページのクリック率(数)の測定や、見込み客を獲得する入力フォームの入力途中の離脱率、またどこに設置した入力フォームが最も効果的に見込み客登録があるのか、など各種の関連数値を簡単に測定できます。

これらの測定数値を参考にボトルネックを改善していくことにより、成果が劇的に改善されることは結構あります。

というのも、ボトルネック以外の箇所はスムースに流れているわけですから、そのボトルネックが改善されれば、全体の成果が高まるのは必然ということになります。

これを機会に、皆さんも工場長になったつもりで各プロセスの数値を客観的に分析して、プロセスの改善に取り組んでいただきたいと思います。

今回は、メール配信というテーマから少し外れましたが、とても大切なポイントですので取りあげてみました。

なお、下の教材は販売プロセスを設計する上で参考になりますから、ぜひご活用ください。

関連教材/『販売プロセスを設計する秘訣』
kyozai2.png

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

★関連ページ メール配信の「効果測定とCRM」

執筆: 神田良治 メルマガ「ネットde成幸道場」


付加価値の高いメルマガを書くには?

2014-05-29 [記事URL]

メール配信先の「メール配信講座」で「読まれるビジネスメルマガの条件」というテーマをとりあげ、そのポイントの一つとして‘読者にとって付加価値の高いコンテンツを書く必要性’をコメントしました。

今日はこのあたりをもう少し踏み込んで考えてみたいと思います。

■読者にとっての付加価値とは?

ここで考えてほしいのは、「読者(見込み客・読者)にとっての付加価値とは何か?」という点です。 この点がクリアにならないと付加価値の高いメルマガにはならないと思うので・・

この「付加価値をつける」という表現も抽象的で、具体的にどんなことをつけ加えたらいいのでしょうか・・?

辞書的にいえば 「本来あるべき価値に、何か別の価値を与える」 ということになりますが、この説明でもよくわかりません・・・(^^;)

そこで少し卑近な例になりますが、例えば弊社のシステム「メール商人」を例に考えてみましょう。

メール配信システムですから、本来的な価値といえば配信するための機能やスペックということになります。

機能一覧はこちらになりますが、これらの機能やスペックをメルマガでいくら伝えられても、一般的にはピントこない、いかにもつまらない内容になりますよね・・

そこで「付加価値」の出番です。

例えば・・「○○さんがのぞむ成果をあげるためには、グループ作成機能で△△の条件にあうグループリストを作成して、□□なタイミングで配信をすれば高い成果をあげられます!」

というような読者が気がつかなかったような効果的な使い方を伝えることにより、メルマガの価値を見いだしてもらいます。

このような付加価値を提供するにあたっては、読者がどういう人か、つまり「どういう属性の人で、どういう価値観をもった人か」ということを把握しておく必要があります。

というのも読者がどういう人なのかわからなければ、望む成果や利用シーンが想像できないからです。(※読者をより深く知る方法は、少し長くなるので別の機会に取りあげようと思います。)

■商品を主語にせず顧客を主語にする

「そんなことは百も承知」といわれそうですが、意外と読者視点が抜け落ちた、独りよがりなメルマガになりがちなのも事実です。

ユーザー目線でみる事の大切さは昔からいわれていることですが、わかってはいても、意外と自分(自社)主体のメッセージになりがちなものです。(自戒を込めて・・)

メルマガを付加価値の高いものにするためにお勧めなのは、日頃の会話や思考を「商品を主語にせず、顧客を主語にする」くせをつけることです。

先の例でいえば、「メール商人は・・こんな事もあんな事もできる」と考えるのでなく、

「○○な課題をもつ読者は、○○な機能を使うことにより、こんなふうに課題解決できる」というような顧客を主体とした考え方をする、ということです。

その思考の延長上に、顧客にとって付加価値の高いメッセージが表出してくるのだと思います。

と、顧客主体の思考法といっても一朝一夕にはいかないでしょうから、日頃からこの点をできるだけ意識して取り組んでいって欲しいと思います。

そのような思考を日頃から心がけることにより、皆さんのメッセージも付加価値の高いものに徐々に変化していくものと思います。

—————-

それでは今回はここまでとさせていただきます。
また次回の講座でお会いしましょう(^^)/

執筆: 神田良治
メルマガ「ネットde成幸道場」


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